一平は高校時代最愛の友人長木元蔵を交通事故で亡くしました。ミニバイクとトラックの正面衝突でした。未だヘルメットの着用義務の無い時代でした、トラックに乗り上げる様になりそのまま後頭部より落ち、頭蓋骨が割れ、脳が出て居た状態で１週間ほど重体で生きて居ました。一平は家で新聞を見て急いで、下宿先に行き同級生の家を訪ねました、そして様態を聴き、病院には行かずに下宿先で泣きました、本当に悲しかったのでした、山に閉じこもって５，６人で夏休みに勉強の特訓を遣って居ました。彼が発起人で一平も誘われましたが一平の家は貧乏で皆に付いて行くほど裕福で有りませんでした、自分の家で勉強をしていました。山で何かあったのだろうかとも、感じました下宿先に元蔵ひとりで来た時に、何か悩んでいると感じました。まさか死んでしまうとは、悲しかったです。一周間ほど後に葬儀が執り行われました。一平は一緒に山に籠らずに良かったのです。トップだった彼が無く成って、武田政昭がトップになったのです、一平は２学期からトップクラスに返りさくました、好きだった女の子と一緒に勉強出来るようになり、楽しい時間を過ごし５０番ぐらいに居りました。