Nicotto Town


アストンのつぶやき


   

2012.11.17.雨の道

辺り一面薄墨色の

秋の野原を駆け抜けて


見えざる大きな刷毛払い

しとしとざあざあ塗りたくる


木も草も土も

アスファルトさえも


皆一つに纏まって


過ぎ行く季節を歩ますように

流れる飛沫に洗われ清まる

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2012.11.15.冬を告げる雨

薄曇りの空から

冷たいものが降りてきた


頬に触れた感じは

雪のようだったけれど


風に舞うそれは

冷たい雨


遥か上空では

もう氷の粒になって


雪の姿で舞い降りる日を

夢見て流れているのでしょう


一歩ずつ近付く冬の気配

...

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2012.11.14.吐息の色から

慌ただしく出掛ける

いつもの朝


ピンと張った空気が

頬を撫でて目覚めを誘う


ふわりと舞ったのは

白い吐息



「ああいつの間に」



急いた心が鎮まって



季節へと

思いを巡らす

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2012.11.13.風の目覚まし

電線の

隙間を抜けて震わせて


ひゅうひゅうビュウビュウ

賑わせる


頬を洗って

髪靡かせて


眠った瞼を

抉じ開ける


冷たい風の

吹く日には


身震いしつつも

頭が冴える

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2012.11.12.枝葉の向こうに

色合いを

季節に染めて


風に舞い

雨のように


はらはらと

葉を降らせれば


その先に

淡く空を抱く

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