2012.8.28.夕風の街角
- カテゴリ: 日記
- 2012/08/29 05:49:39
雲が覆えば
涼が吹き抜け
カサリと動く
根元の木の葉
夕日の空も
綺麗だけれど
心地良さでは
負けてはいない
ふわりと一日
振り替える
人の行き交う
帰り道
雲が覆えば
涼が吹き抜け
カサリと動く
根元の木の葉
夕日の空も
綺麗だけれど
心地良さでは
負けてはいない
ふわりと一日
振り替える
人の行き交う
帰り道
夜半からの
優しい歌の
深き紺の
空は何処
真っ赤に燃えて
混ざり合わんと
揺らめきの
光で告げる
姿を現す
少し前の
迫力に満ちた
夜明けの招者
ふっと
目をさます
深呼吸の
冷たい空気
仄かに漂う
明け方の香り
耳に届く静寂が
移った季節を語る
全身を包み
心を透き通らせる
リーリーリーリー
冷気の宵入り
鳴き声合唱
草葉の陰に
祭る街路に誘われて
灯りの下へと歩み出す
そっと手のひら
差しのべて
慌てるコオロギ
包んで出せば
歌声響く野の草の
舞台に帰り
歌い出す
風に吹かれて
サヤサヤざわざわ
真白い雲を
頭上に渡らせ
青い色した流れる空を
ゆっくりゆったり眺めてる
時の流れを遥かにおいて
心遊ばす優美な姿