てきてお見合いでもしてみる?動くに動けない海の向こうで、その話聞いたらどんな顔するのかしら、あの子?」
あーおかしい、リアルタイムで観察してみたいわあ…とやえは腹黒そうに笑った。
鬼だ、この人…とんでもない…。
美音がそう思っても無理はないだろう。 我...
てきてお見合いでもしてみる?動くに動けない海の向こうで、その話聞いたらどんな顔するのかしら、あの子?」
あーおかしい、リアルタイムで観察してみたいわあ…とやえは腹黒そうに笑った。
鬼だ、この人…とんでもない…。
美音がそう思っても無理はないだろう。 我...
言う。確かに、落ち着いて考えてみれば、その可能性が高い。ブロブソーブがそういう能力を持っていても不思議では無い。まだまだ解らない事が多いのだ。出し入れが自由に出来るとして、何故、騎士団長を呼べと言ったのか。件の騎士団長が何か弱みを握られているのか?聖印を持っていたことと無関係ってことはあるまい。
「...
王妃の言葉に、コレットは隣にいるフィオンを見た。 話の当事者であるフィオンは、王妃の含みのある視線を受けながら肩をすくめる。「なんとでも言ってください」 言われたところで、まわりの言葉に耳をかさずにコレットのもとへと行ったことは事実であり、それを隠すつもりなどまったくない。 コレットの視線に気がつ...
|\木君とは、書道部でちょっとだけ喋ったけど……」
「黒木ってどんな奴?」
「ど、どんなって……真面目な人だよ? ちょっと、挙動不審なところがあるけど」
「挙動不審?」
「う、うん。取り調べの人にも話したけど、書道って気を静めてからやるものなの...
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