Nicotto Town


ユウの想いごと


主に読書とか映画とかの感想です。

小説『蜜蜂と遠雷』

恩田陸 著
『蜜蜂と遠雷』を読みました。
恩田作品は
定番の名作『夜のピクニック』を皮切りに
これまで数冊を読んできたので
本作が直木賞を受賞したときはワクワクし
文庫本が出たら
ぜったいに買おうと決めていました。
ピアノの国際コンクールに出場した
4人のコンテスタントの若者の
葛藤と活躍を描いた話...

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小説『騎士団長殺し』

村上春樹 著
『騎士団長殺し』を読みました。
「もやっとする」
これが村上作品への
私の正直な感想なのだけれど
暗喩を読み解く能力とか
感受性の豊かさとかを試されるような
小説とか映画とかアートとかは
何かと妄想好きな私には好物であって
村上作品への「もやっ」も
あくまで心地よい「もやっ」であって
...

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小説『献灯使』

多和田葉子 著
『献灯使』を読みました。
全米図書賞受賞という帯の文言に惹かれて
読みはじめたのだけれど
私を含めた日本人だけではなく
外国の人々までもが
本書の内容と現実の日本とを
照らしあわせているのかしらと
少し不安になりました。
大災害によって
大地も海も汚染され
鎖国体制となった近未来の日...

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小説『女生徒』

太宰治 著
『女生徒』を読みました。
本書の存在は前々から知っていたのだけれど
題名を目にすると
背徳的なイメージとか
ドラマ『高校教師』のようなイメージとかを
勝手に思い浮かべてしまって
今まで読むのを避けてきたのだけれど
とんだお門違いであったことを
思い知ったのでした。
女性の独白体で
女性自...

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小説『服従』

ミシェル・ウエルベック 著
『服従』を読みました。
少し硬めの内容の物語が読みたくなり
いくつかの海外文学の批評サイトで
おすすめ本として掲載されていたので
読みはじめたのだけれど
「少し背伸びしすぎたかなぁ・・」と
少し後悔したのでした。
フランスの大統領選挙で
イスラム穏健派の候補が当選し
それ...

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