Nicotto Town


ユウの想いごと


主に読書とか映画とかの感想です。

小説『停電の夜に』

ジュンパ・ラヒリ 著
『停電の夜に』を読みました。
知人より図書カードをいただいて
せっかくいただきものを使うのなら
心に残りそうな本をと思い
前々から気になっていた本書を
購入しました。
アメリカとインドの
市井の人に訪れる物語の短編集で。
特に大きな事件が起こるわけでもなく
普段の生活の中での小...

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小説『星の子』

今村夏子 著
『星の子』を読みました。
今村夏子作品は
以前読んだ『こちらあみ子』が
ぐっさりと刺さったので
本作が芥川賞と本屋大賞の
候補になったのを知ったときに
ぜひ読みたいと思い
文庫化されるのを待っていました。
あやしげな宗教に傾倒した両親のもとで
育った少女の話で。
なにかと不器用な少女の...

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小説『星の王子さま』

サン=テグジュペリ 著
『星の王子さま』を読みました。
言わずと知れた名作童話だけれど
今の今まで未読でした。
砂漠に不時着した飛行機のパイロットが
別の惑星からやって来た星の王子さまと出会い
地球に来たいきさつを聞くという話で。
大人のための童話ですね。
大人のための童話だけれど
さまざまな人生訓...

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小説『大きな鳥にさらわれないよう』

川上弘美 著
『大きな鳥にさらわれないよう』を読みました。
「自分と異なる存在をあなたは受けいれられますか」
作中のこの台詞が刺さりました。
私も含め現実社会の多くの人々への
問いかけであるような気がして。
滅亡の淵に立たされた
人類を存続させるために
人間を地域ごとに隔絶し
地域固有の遺伝子集団を...

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小説『黄色い雨』

フリオ・リャマサーレス 著
『黄色い雨』を読みました。
ここのところたて続けに
日本の小説を読んできて
そろそろ海外小説をと思い
どうせなら雰囲気のある
「かちっ」とした小説をと思い
本書を選んでみました。
スペインの山奥の
過疎化が進みほぼ廃墟と化した村に
一人住み続ける男性村人の生きざまを描いた...

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