Nicotto Town


天使の棲む街


日々の事やら趣味の事、たまに気まぐれに短編詩とか徒然に…。

金の糸銀の針

ドレスを縫いましょ銀の針

シルクの布と金の糸

七色シフォンのベールもつけましょう

誰もがうっとり見とれるような

世界で一番豪華なドレスを縫いましょう

この世で一番素敵な花嫁衣裳を纏うのは

世界で一番幸せなお姫様

だけれど私はただのお針子さん

ドレスを縫いましょ金の糸

銀の針でチクチ...

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それは舞い落ちる雪華のように…


雪は嫌い

ただ冷たくて邪魔なだけの冬の厄介者

春が来れば惨めなまでに黒く汚れて

道の隅っこで小さくなり消えてなくなるのを待たれるだけの存在

でも、その一方で思う

私は雪の一片なのだと

心を凍らせて、何も感じないように息を潜めて

そうしていれば他の誰かの冷たい言動に気づかなくて済む

...

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私とロイコクロリディウム

誰かが私の中を食い尽くす

そして私の脳(なか)に直接語りかける

笑い、歌い、踊り狂い、その身を差し出し

そして破滅しろ…と

いつしか私の身体は乗っ取られ

立ちたくもないステージの真ん中で

死のダンスを舞わされる

そうして私を見初めた奴らに

私は私の意志ではなく食べられる...

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【お題】タイトルだけ【読みたい本】

時間がないのでとりあえずタイトル列挙と思ったけど
最近どの本が読みたいとか思う暇もない(´・ω・`)

とりあえず
有川浩
「県庁おもてなし課」

角田光代
「ひそやかな花園」
「八日目の蝉」

森見 登美彦
「ペンギン・ハイウェイ」

が読みたいです。まあ殆んどが本屋大賞な...

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一つの花

コスモスを見ると思い出す一つの話。

育ち盛りの小さな女の子ゆみ子はいつもお腹を空かせていて
食べ物を欲しがる度にお母さんが
自分の分を「ひとつだけね」と言って分けてくれるので
お母さんの口癖を覚えてしまった。

ある日、戦争に行くお父さんに作ったおにぎりを駅に送り出す途中に
「ひとつだけ&hell...

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