座っただけで三万円と青空バカ
- カテゴリ:日記
- 2010/02/06 00:51:17
「あの男が帰ってくるぞ。」
そう電話がかかってきた。
そうか、帰ってきたのか。
ずっとアメリカやカナダの英語圏を旅してたのに。
とうとう路銀がついて帰ってきたらしい。
また日本でお金をためて放浪するのかな?
その男は五つ年下で、いとこの息子と幼馴染で、抜ける青空のようなバカで、そして一時期は息子と私と一緒に働いていた。
もちろん放浪するだけあって英語はペラペラ。
顔はエグザイルのサングラスかけている人に似ていて、見た目はちょっと怖めです。
でもね、この男。
学校のお勉強はぜんぜんだったの。
なぜ知らないってことが多くって、mioはあきれたり怒ったりしていた。
それでもたまにはっとするような、
目からうろこが落ちるような
そんなセンスのいいことを言うの。
勉強はできなかったんだけど、頭は悪くないの。
世間一般の常識は知らないけど、悪いことや人の道に道外れたことはしないの。
だからあきれたり怒ったりしながらも、mioは心の中では尊敬している。
本人には言いませんがね。
それで帰国祝いに、いとこのだんなと息子と青空バカと4人ミナミで飲んできました。
どこへって?
クラブ
って言う所です。
部活でも踊るほうでもないよ。
キレイなお姉さんがいる所だよ。
そこね・・・・・・・・・
椅子に座っただけでお一人様三万円なの。
座席料ってやつ。
もちろんお酒とつまみは別料金。
一本200万のドンペリって何?
このカミュってお酒はいくらなの?
お姉さん一人付くたびに料金追加?
でも高いだけあって、お姉さんたちはキレイで上品で控えめ。
キャバクラと違ってキャピキャピはしていないけど、ガツガツもしていない。
いとこのダンナさんのお馴染みはお店のNO1の人で、その人はツヤツヤでふくよかで聞き上手。
う~ん
女として同じ次元でいるのがおこがましいや(*^_^*)
ドキドキしながらもお姉さん達と話してました。
興味津々に聞いてゴメンんさいね。
やっぱりキレイな女の人って好き❤だなあ。
けっきょくお席には2時間ほどいたんですが、合計いくらだったのかは謎です。
支払いはいとこの旦那さん持ちだったからね。
でなきゃ一生来れませんや。
不景気って何?の世界があるんだなあ。
そこでだんなさんは別れて別の店に、mioたちは外人バーに行きました。
別れ際にだんなさんはmioに、一個400円の高いシュークリームをたくさん買ってくれた。
今からだんなさんが一人で行く店は、韓国人の愛人がやっている店だからだ。
つまりこれは口止め料なのね。
そんなことしなくたって、もうとっくに奥さんであるいとこは知ってるのにね(^。^)
今日もmioたちをミナミに連れてきたのは、外に出る大義名分が欲しかったからみたい。
まあそれは置いといて、外人バーではもちろん外人がいっぱいいました。
青い目・緑目恐怖症のmioはなるべく目を伏せて大人しくしていたのですが、外国の殿方はアグレッシブだなあ。
まあこれも置いといて、話はなぜかmioに何の仕事が合うのかになってしまった。
「掃除する人。」
「家政婦。」
「やっぱり事務職」
「外人向け観光案内。」
ん?
最後のは何なのですか?
青空バカは自信満々に
「お前はまったくの日本人の平均顔やし、変に歴史知ってること多いし、着物好きやろ?」
つまりは着物で、豆知識満載の観光案内しろってか。
やだよ
日本語と大阪弁しか話せないんだよ。
そこから酔っ払い達の話は、右へ左へ流れ、最後はなぜか中国情勢に。
青空バカ
一言言いたい。
毛沢東は戦国武将じゃない。
「あんたは中学校の授業中に何やってたの?」
とのmioの問いには、
「将棋」
とのお答え。
あっけにとられていると、
「でもな、俺らはみんなの邪魔にならへんように、教室の隅でうっとたんで。」
ゆとり教育のせいなの?
将棋盤の向かいに座っていたバカは、目の前にいるいとこの息子でした。
とりあえず放浪のお話だけで、一晩笑い転げられそうだなぁw
こういうヤツは、男から見たら羨ましい限りだ!
なぜかといえば、人はなにかしらの劣等感を持つことが多い。
でもな、この青空バカは違うな。バカ?青空一直線か?
まあ、天王寺mioが行ってるとおり、青空だ!
どちらかっていうと、ピーーーカンってやつだな。
ピーーーカンの青空は感動を与え、人を気持ちよくさせるんだ。
スガスガシイ気分にな!
まあ、天王寺mioが以前に書いてあった、どこぞのバカとは質が違うんだよ。
こういうヤツはとことん強いぞ。
だからだ。天王寺mioが他のヤツに労力を費やすよりも、お前を貫き通せ!!お前はドンッとしてるんだ。
文字で書いたところで、わからねえ。
相手もそれは重々承知だ。だからなおらねぇ。
それこそ、人に迷惑かけてるわけじゃないだろ!!ってことになるんだ。
天王寺mioよ、そういうときこそ青空バカが必要なんだと思うぞ。
まあ、いらんお世話と思ったらスマンな!!
まずは授業中に将棋をするのです。
心のどこかではあこがれるのですが、やる勇気がないなあ。
でもね力が抜けるほどバカなこと言うときもあるのよ。
恋多き自由な男だったんですね。
親戚に一人いると面白いですね。
自分の父親だったら・・・・・・・
あーおいらもこんな青空になりたいよw
私にはそういう気ままな生き方はできないので、羨ましくもあります。
うちの叔父もそんな人で、香港にいるもんだとばっかり思っていたらベトナムから手紙が来て、ある日タイから10歳離れた僕の弟よりも年下の奥さんを連れて、突然日本に帰って来た。
それじゃあ会いに行こうと思っているうちに半年くらい過ぎてしまって、いざ会いに行って見たら、奥さんはタイの人から香港の人に代わっていた(^^;)
十数年前に肝硬変で亡くなりましたが、面白い叔父さんだったなぁ…。
NO1の人は経済新聞5紙に英字新聞まで読んでいるそうです。
お客様の痛いところに不用意に踏み込まないために。
YOUもう自分で会社運営しちゃいなよって思うほどの知識でした。
KINACOさん、もしやと思いましたが働いておられましたか。
ステキなのですが、あまりにのバカさかげんにお腹の力が抜ける所も。
確かにそうですね。
mioはこの青空君とは逆で、勉強はできたのにね・・・・・・タイプです。
もう路上の客引きは一掃されたのですよ。
一時期、アジア系の特に韓国系の売春婦たちが街角に立っていました。
さすがに浪速のおじさんたちも辟易したみたいで、どんどん人通りが無くなってくる。
そこで迷惑防止条例ができ、客引き自体が違法とされたわけです。
一流クラブのママは記憶力もすごいね。
その時に言われたのは
「お行儀よく邪魔にならないコが一番。でも、ちゃんとお話し出来る知識は持っている事。
ひけらかす為の知識でなく、合図を美しく付く為の知識を持て」
やったすねえ。
んでもって私がどうだったかってぇと、「口から生まれた?」
だったわけで、面白がられましたが、色気に少々問題多く、絶大に可愛がられましたが
パトロンはついぞ付かず(爆
うん、頭がいい子と、勉強が出来る子はちがったね。
頭が悪ければ勉強する事で身につけなきゃイケナイ事も多いけど、頭がいい子は必要ないから
どうしても勉強せんのだわ(笑
友人達と良く遊びました
キャバクラでも高級店とか大衆店とか
グレードがありその日の気分で3軒くらい
はしごして楽しんでいました
路上のスタッフと交渉できるのも大阪の良い所ですね
銀座や赤坂のクラブは会社の接待で使いました
お客様へお土産などママさんたちは心得ていてくれ
さすがプロだなあと毎回感心していました