君への恋文 第2話
- カテゴリ:自作小説
- 2010/04/10 16:07:13
「ねぇ美紀今日直哉とお弁当食べる約束しちゃったんだけど・・・あっ美紀も来る?」
「いっいいよ・・・悪いし。あたしは大丈夫」
あたしは言った。
直哉とあたしの恋は確かにあの日終わった、
でも直哉への思いは簡単に消えたりしない。
まだどこかで期待してる。
そんな自分がいる気がした。
期待なんて・・・
ありえない事なのに、もしかしたら、
何かわけありなのかもっとかって・・・
いい方にいい方に考えてしまう。
あたしは一人で学食を食べに食堂に向かった。
「Aランチ一つください」
あたしは席に座った
「なぁ、君藤本美紀・・・だろ?」
「えっ・・・」
あたしの前に座ったのは結構背が低めのかっこ可愛い感じのする男の子。
「俺貴田晴つーの」
「えっと・・・」
わけがわからなくてあたしは少し戸惑った
「一目ぼれって信じる?」
「はい?」
あたしは余計わけがわからなくなった。
「俺正直そういうのって漫画の世界とかの話だと思ってたの。でも俺お前の事好きになっちゃったみたいでさー。一目見てすげー可愛い子だなって」
何?いきなり告白?
「ごめん・・・まったく意味がわからない」
「うーん藤本って好きな奴いんの?」
「・・・」
あたしは黙った。
好きな人?
「そっかー・・・でも片思いなんだ」
「片思いっていうか・・・」
「じゃーさ、俺と付き合わない?」
「えっと・・・誰だっけ?あんた軽すぎるよ?」
「やっぱそうだよな・・・。でもわかってたし、俺お前の事好きでいるのって勝手だよな?」
「えっと・・・」
「同じクラスだし、よろしくな」
貴田はあたしにそう言った。
「よろ・・・しく」
自分の事好きでいてくれるのはありがたい事だし、
駄目なんていう理由はない。
でもね、やっぱりあたしは直哉の事が好きなんだ。
この時貴田との出会いはあたしへの直哉の思いを確実にしてくれた。




























りさやったら貴田kと付き合うわ。
ってゆ-自分めっちゃ軽い。←