君への恋文 第三話
- カテゴリ:自作小説
- 2010/04/11 14:30:46
お昼を早めに済ませてあたしは教室に向かった。
自分の席に座り、頬杖をつく、
直哉とのんは今頃ラブラブしてるのかなー・・・
顔を机に伏せた。
チャイムが鳴る。
もうそんな時間かー・・・
しばらくして、のんが帰ってきて先生が入ってきた
「美紀ごめんね、明日は一緒に食べようね」
「うん・・・あっねぇ貴田晴って知ってる?」
「晴?あたし同じ中学だったよ。性格よくて、可愛いしかっこいいしで結構もてるんだよ」
「そうなんだ」
なんだよ、モテるんだー
「えっ?何?美紀気になるの?」
「いやっ・・・そういうんじゃないんだけど」
「美紀恋したらあたし全力で応援するからね」
「ありがと」
あたしは作り笑いをした。
あたしの好きな人はのんの彼氏だよ?
無理な恋だよ・・・
もともとあたしは直哉の彼女だった、
直哉はのんの事を好きになったのかな。
この笑顔に直哉は恋したんだ。
のんはすごく可愛いし、
優しいし、好きになっても無理ないもん。
「直哉からのんに告白してきたの?」
あたしは溢れそうな涙をこらえて聞いた。
「ううん、あたしからだよ」
「えっ?」
「あたしが直哉の事好きになったの」
「どういう出会い?」
「あたし一回病気でね、病院に入院してたの。ちょうどその時直哉が直哉のお母さんのお見舞いに来ててね?あたしにぶつかったの、一目見て運命の人だって・・・」
「うん」
「それでその時あたし付き合って下さい、って・・・初めは彼女いるからって断られちゃったけど、あたしこりずに直哉にアピールしててだんだん仲良くなっていったんだけど、」
のんは視線を下に落とした
「直哉があたしと付き合ってくれてるのは多分同情だよ。あたしのお母さんが急に死んだの、それを直哉に言って、あたし直哉がいないと生きていけないって・・・」
「・・・」
「それでも嬉しかった。初恋だったんだもん、直哉は。」
「ごめん」
あたしは授業中だという事も忘れて教室を飛び出した。
一人でトイレにこもって泣いた・・・




























姫ちゃんなんかあった??
もしうちでよかったら・・・相談に乗らせて・・・
泣
姫ちゃんうまいねー><