君への恋文 第4話
- カテゴリ:自作小説
- 2010/04/11 19:10:38
あたしはトイレを出た
トイレの前には貴田がいた。
あたしは泣きはらした顔を背けた
「何泣いてんの?」
貴田が言った
「別に・・・関係ないじゃん」
「ハンカチ持ってねーし。俺話聞くよ?」
「なんであんたに話さなきゃならないのよ」
「話してよ」
あたしは貴田と中庭に向かった
「あたしの好きな人・・・のんの彼氏なの、そいで元彼」
「うん」
「中3の冬ね、突然好きな人できたって振られたの。あたし本当につらくて・・・直哉の事、大好きだったからすごく悲しかった」
「・・・うん」
「あたしね、まだ直哉の事が好き。だからね、貴田とは付き合ったりとかそういうのはできない。諦める事できないの直哉の事が」
「泣いていいよ」
貴田が言った。
こらえてた涙が又あふれる
「我慢とかしなくていいから」
あたしは貴田に抱きついた
貴田は優しくあたしの頭を撫でてくれた。
顔を貴田の胸にうずめる。
「俺には希望ねぇの?」
あたしは首を振った
今すぐは無理でもね、いつかは貴田の事を好きになるそんな気がした。
「俺待つから、お前が俺を好きになるのずっと待ってるから」
あたしは貴田の胸の中で頷いた




























泣けるw