まめちゃん脱走から３日・・・。
今日も帰宅してからミックと捜索をスタート。
本当に猫が猫を捜すの？
とお疑いの方もいるかもしれませんが、去年の暮れに他界したおばあちゃん猫が
大変な脱走常習者で、ミックはこのおばあちゃん猫に養育されました。
生後約２ヶ月で拾ってきて、４ヶ月過ぎた頃から脱走したおばあちゃん猫の捜索を
手伝ってくれるようになりました。
このお婆ちゃん猫が亡くなった時のミックの悲しみようといったら
ちょっと見ていられないぐらいでした。
そんなことがあったからか、約３ヶ月前にまめちゃんが我が家に来た日から
ミックはまめちゃんを実の妹のように労わり、まめちゃんに対して
先住猫の権利を主張したり、威嚇したり、ということはただの一度もありません。
そんなミックなので、まめちゃんもすぐに我が家に打解けてくれ
ミックの遊んでいる玩具やゴハンを横取りしたり、ミックに甘えきっていました。
そんな理想の兄妹だったので、ミックはまめちゃんの捜索に必死なのです。

我々捜索隊は、アパートの敷地内をくまなく見た後、昨日まめちゃんが潜伏していたアパートの前の古い大きなおうちに再びお邪魔しました。
大きなお庭なので、ミックと二手に別れ、まめちゃんを捜します。
お庭に入ってからほどなく、まめちゃんを昨日と同じ場所で発見。
「まめちゃん・・・」
と、声をかけて近づこうとして、私はハッと息をのみました。
まめちゃんには連れがいました。
大きな雄猫です。我が家にもゴハンをもらいに来たことがあるのですが
ミックほどではないけれど、なかなかハンサムな猫ちゃんです。
これは・・・ミックを呼ばないほうがいいな・・・と立ち尽くしているところに
私の背後からミックが駆けつけてきてしまいました。
さすがに「あ、やば」という顔のまめちゃん。
そして「修羅場はゴメンだわ」
とばかりにすばやく身を翻し、木立の中に消え去ります。
まめちゃん・・・まるでカルメンのようです・・・
まめちゃんが去ったあと、しばし向かい合う雄猫たち・・・。
ミックはまめちゃんの新ボーイフレンドに小さくシャー！と威嚇。
まめちゃんとは別方向に走り去りました。
アパートに帰ったのかな、と思い私も帰宅しましたが、ミックの姿はありません。
外でミックを呼んでみましたが、反応なし。珍しいことです。
別方向に去ったものの、思い直してまめちゃんを追ったのか、
どこかでひとりでいじけているのか・・・。
呼んでも現れない、というのは今までになかったことです。
ショックだったのはわかるけど・・・
ちなみにまめちゃんは避妊済みです・・・でも猫だけど「女」なんだね・・・。

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