お彼岸です
- カテゴリ:30代以上
- 2010/09/22 00:14:00
私はどちらかというと、おはぎが苦手です。
でも我が家の愛猫ミックは、後頭部にごま塩のおはぎのような柄があります。
さて、猫の話はさておき、お彼岸です。
私の父は今年の7月に他界し、先日四十九日を迎えたばかりの
冥界入りホヤホヤなのですが、
新入りにもかかわらず、父はあの世で幅をきかせているのではないか、
などとつい心配してしまいます。
83歳でなくなりましたが、亡くなる1週間ほど前に入院していた病院を
「あんな陰気なところにいられるか!」
と酸素吸入器をつけたまま脱走してきたりして
亡くなる直前まで冗談を言い、いたずらっぽく微笑んでいた父なんですが
どうやらあの世に行っても健在(?)みたいなんです。
私は両親から離れて一人暮らしなので、
休日に実家に行った時にはいつも父に
「遅くなると危ないから早く帰れ。タクシーで帰れよ」
と指示されていたのですが、
父が亡くなってから実家から自宅のアパートまでのタクシー代が変動したのです。
同じ時間帯、同じルートで混み具合も変わらないのに、
父がなkなってから、実家とアパートのタクシー代が¥300ほど安い。
不思議だ~!
ってな話を母親にしたら
「私もなのよ」
とさして驚きもぜずサラリという母。
先日、保険会社に提出する書類を持って、父が入院していた病院の行き帰り、
駅からタクシーに乗ったら、何故か父がいるような気がしてしまい
思わず隣の座席を見てしまったらしい。もちろん何も見えなかったのだけれど
父と通院していたころの
いつものおなじみのルート、同じ時間帯、同じ道路の混み具合なのに
いつもより¥300安かったそうで、こんなこと今までなかった、と母はそんなに
意外そうではなく、タクシーの料金を告げる運転手のような事務的な口ぶりで
サラサラと言った。
「お父さんが憑いてるんだね」
と私が大げさに驚いてみせると、そうかもね、
と母はまるで天気の話でもしているかのような口ぶりで頷いたのだった。
父は、自分が亡くなったら墓石を新しくしてほしい、と言っていた。
うちの先祖代々のお墓は深川にあるのだが
戦時中に空襲をうけ、石が焼けて独特の色合いになっている。
私から見れば、これはこれで味があり、歴史を感じていいな、と思うのだが
父は自分の代でとりかえたいと思っていたようで
「格安の石屋を捜せ!」
と我々に厳命していたが、父が存命の頃は父が満足する品質と価格のものは
残念ながらみつからなかった。
ところが・・・
弟が見つけた墓石屋さんが、話をしているうちに、
何故か相場より安く墓石をつくってくれることになったらしい。
石は黒御影石で、墓石のデザインも特に古いものではないらしい。
しかも来月の100ヶ日にまにあうようにつくってくれるという・・・。
家族みんなで『何故?」と顔をみあせてしまった。
父はかつてレスリングで7年連続日本一になったツワモノなのだけれど
あの世でも我儘放題なのかもしれない。
お父さん、あまり暴れないでね、と願いつつ
我々残された家族はあの世の父を案じながら、おはぎを頬張ったのです。
私もぴなさまのページでさんざん父親自慢したのでお互いさまです。
一緒にご旅行、お母様もさぞ喜んでいるでしょうね。
殺しようは、もう、ないし・・・・。
思わず噴いてしまいました。
そりゃもう亡くなってるから殺せないですね。ふふ・・・。
暖かいコメント、ありがとうございます。
前に進んでいかないと、父に怒られると思うので頑張ります。
でも墓石も新しくできることになったし、
何より、父はいつも近くにいるような気がしてならないのです。
お通夜の時、妹がボロボロ泣きながら、棺に話しかけてる横で、
「ソコジャナイノニ・・・」などと、思いつつ、
霊感ゼロの妹に、それを言うのも憚られて、黙ってたくらいなのが、
亡くなって1週間目頃、急に、気配が完全に消えてしまって、
自分は相変わらず健康で五体満足なままなのに、体のパーツが一部、どっかに消えちゃったよーな、違和感バリバリのいやぁ〜〜〜な気分が、しばらく続いたんですけどね。
2〜3日したら、戻ってきてくれたみたいです。
それなら!と、
生前、一緒に旅行しよーよー!と誘っても、
歩くのが速くて、面白そうなモノを見つけたら、びょびょーーーん!と飛んでっちゃう私と一緒に旅行なんかに行ったら「息切れするー。殺されるー」と、ずっと拒否されてたので、
拝観やってない、面白い仏像のあるお寺で、敬老の日に、面白い催しがある と聞いて、
「一緒に見よう!」と、
京都まで、やっつけ日帰り旅、してきちゃった。
殺しようは、もう、ないしね^^;b
ウチの母も、亡くなる前日の、目を開ける体力すら残ってない状態の時に、
KYな父ちゃんに、カチン!と来て(言われた本人は気付かない)ブラックジョークで返事してやったら、
目を閉じたまま、酸素マスクの中で、 ぶっ! と、吹き出してましたよーw
・・・と、ヒト様のブログのコメント欄で、我が母の自慢して帰るワタシ(殴
亡きお父様はさぞ娘思いだったことでしょう。
彼岸が来るとまた辛いお気持ちになると思いますが、駅の階段
で対面した時のようなお記憶を辿りながら、前を向いて進んで
いかれるよう願っています。
サビ猫さんお幸せに。。
ああ、すいません、そういえば最近はネコ話そっちのけで
父親自慢とか、楽器自慢とか、自分の自慢話が多かったように思います。
今日は、父のネコを自慢するプログにします。
タクシーに乗った時、何となく隣に父がいるような気がしたんです。
母もそう感じたらしいです。
人間は亡くなってもタクシーに乗れるのですね。
そういえば怪談話でよくありますね。
でも父の幽霊を想像しても全然怖くないです。マッチョな幽霊ってサマにならないし。
そんな父が私達の下界を見下ろして、タクシーのメーター操作したり、
石屋さんをあやつって値下げさせるとか、とても楽しいです。
きっとサビさんが天国にたどり着く頃には、すっかりお父様が牛耳ってて、猫王国となっているに違いない。
あ、猫は関係ないか・・・ちぇ。
300円安くしておいてやろー(^.^) とか
墓石はこれてよいのだ とか
天から手を差し伸べてらっしゃる様子が
目に浮かぶようです
同時に
みなさんに愛されてるお父さまらしいなあ と
微笑ましくなってしまいました^^
うちの父を「囲む会」のかたで、一足先に天国にいってらっじゃるかたとかいるので、
あの世で再会して「先生~!!!」とか言われてまたとりまき連れて地獄の閻魔様脅しているかも。
自殺した人とか、「鍛えなおしてやる!」とか言って竹刀でブッ飛ばしていそうです。
まず間違いなく、天国を満喫していそうです。
でもタクシー¥300お得はちょっと中途半端でしょ。
どうせメーター操作するならゼロにしろ!と言いたいです。
困ってる人達の相談に乗ったり、天国レスリング選手権に出場したり、好きな音楽を聴いたり
天国ライフを満喫している事だと思います。
そして、いつまでも家族の事を見守っているんだろうな^^
時々、ぶらっと遊びに来たりしてw