恋夢 30話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/03/09 15:51:54
「最近デートとかしてねぇな」
ゆうまが言った。
「えっ?何・・・急に」
「いや・・・なんか」
「デートしたいの?」
「お前といる時間が多いほうがいい」
「・・・」
レイカは照れてて少し赤いゆうまの顔をじっと見つめた。
「お前明日あいてる?」
「うん」
「じゃあ久しぶりにどっかいかね?」
「いいケド」
「やった」
「そんな喜ばなくても」
「じゃあ朝の10時でいいか?」
「うん・・・あっやっぱ3時くらいがいい」
「は?あんま一緒にいれねぇじゃん」
「だめ?」
「絶対遅れんなよ」
「・・・うん」
レイカは少しでもカズマのそばにいてあげたかった。
「あの・・・」
「何カズマ君」
「これまだ少ないけど入院代です」
「ああ・・・それならいいのよ」
「えっ?どうしてですか?」
「あなたのお金をほかに払ってくれた人がいるの」
「誰ですか?」
「さぁ・・・たしかなんとかレイカっていう子だったわ。千万もってきてね」
「えっ・・・」
カズマは看護師さんにあたまをさげて病室に帰った。
「あいつ・・・なんで」
次の日の朝レイカは病院へむかった。
「カズマ」
「お前余計な事しなくていいから」
「何のこと?」
「お前が俺の入院代とかだしたんだろ?」
「何でしってるの?」
「今看護師さんにきいた」
「違うのあたしね・・・」
「俺のことにかまうな」
「カズマが好きなの。だから力になりたいの」
「・・・」
「ねえカズマ」
「俺だってお前が好きだ。でも俺はガンなんだよ」
「関係ない。どんなカズマでも好きっていったじゃない」
「あきらめてくれ」
「いやよ」
レイカはそういってカズマにキスした。甘いキスを・・・
「今日はついてないな・・・」
ゆうまはそうつぶやいて静かに病室のドアをしめた。
好きっていう言葉はいい言葉でもあり・・・時に人を狂わす。




























しかし、ゆうまは衝撃の場面を見ちゃった。
レイカ、ちゃんとゆうまにホントの事言わないといかんよ。カズマがスキだって。
だって、ゆうまがこのままじゃツライじゃない・・・・
最後の一言怖い~
甘いキスとかカッコイイ~
ゆうまかわいそぉ~
次気になるょ~
ゆうまかわいそぉですね。。。
カズマ複雑ですね・・・・・。