恋夢 31話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/03/09 18:38:50
「なんで俺じゃダメなんだよ・・・」
ゆうまは1人バーに座ってた。大量のお酒のビンがゆうまの机の上にあり・・・
「レイカ・・・レイカ・・・」
そういいつづけながらゆうまはお酒を飲み続けた。ゆうまの頬を涙が伝う。
ただゆうまのお酒はひどくなるばかりで・・・
「ゆうまもうそろそろやめろって」
バーで働いてるゆうまの友達が止めた。
「うるせぇ。ほっといてくれ」
ゆうまはそれでもお酒をやめようとしなかった。
「あぁ・・・クミちゃん?ゆうまがちょっとやばくてさぁ」
友達はクミを呼んだ。
「今すぐいきます」
クミはすぐ家を出てゆうまの所へむかった。
「ゆうま」
クミがゆうまの隣に座った。
「レイカ・・・」
ゆうまはそういって飲んだ。
「やめなよ」
クミがお酒のコップを取り上げた。
「レイカ・・・好きだ」
ゆうまは机に寝そべりそういった。
「やめてよ。みにくいわ」
クミが叫んだ。
ゆうまは髪をくしゃくしゃして泣いた。クミは下唇をかみしめた。
「返せ」
ゆうまはクミの手からコップを奪った。
「もう勝手にして。どうなってもしらないわよ」
クミはそういって席を立った。ゆうまはイスから落ちた。
クミはゆうまをにらんで腕をつかみ
「これ代金です」
といって店長らしき人に一万円を渡して店を出た。
「かっこいいよなぁ・・・クミちゃん」
ゆうまの友人が言った。
「はなせ」
ゆうまが腕をふった。
バシンッ
クミがゆうまの頬を叩いた。
「目をさましてよ・・・あきらめなさいよ」
「俺が何をしようと勝手だろ」
「勝手じゃないわ」
クミが大声で叫んだ。
「・・・」
ゆうまは少し驚いた。
「あたしはゆうまを愛してる。あなたが傷つく姿なんてみてられないわ」
ゆうまはその場に座り込んだ。
「俺に初めて恋を教えてくれたのはレイカだった。俺に初めて恋というあの感情を教えてくれた」
「あたしはあなたにとってなんでもなかったのね?」
クミは悲しそうにゆうまにいった。
「簡単にはあきらめられない」
「でもあきらめなくちゃいけないって事だってあるわ」
クミはいった。
クミはゆうまを力強い目で見つめた。
・・・結局あたしもあなたをあきらめられないのね




























次も楽しみ★どうなるんだろ-レイカとゆうまとカズマ...