いつの間にかレイカにこんな連絡が届いた

「募金が１億集まりました。今すぐ事務所に来てください」

って。レイカは

「やった」

といって事務所に走った。

「あっレイカ」

モデル仲間で最近親しくなった美怜がレイカにいった。

「美怜？」

「１億集まったってぇ。おめでとう」

「ありがと」

「あたしも募金したんだからねぇ。感謝しろよ」

「メッチャ感謝します」

そういって二人は笑った

「レイカの愛してるっていうその人・・・助けてあげてね？」

「うん」

「病院に送られたらしいよ」

「わかった。ありがと美怜」

レイカは事務所を離れた

「がんばれよ」

美怜はそういって微笑んだ

「カズマ」

レイカはカズマの病室に入った。

「レイカ」

「あのね・・・大切な話があるの」

「何？」

「手術の話・・・」

「あぁ・・・先生から聞いた」

「受けてくれる？」

「１億だろ？」

「その事なんだけど・・・」

レイカはカズマを見つめた

「あたしねあるテレビ番組で募金を求めたの。そしたら今日１億集まったって」

「なんでそんなに俺のことにつくすの？」

カズマが聞いた

「決まってるじゃない。カズマが好きだから」

カズマはレイカに笑って

「ありがとな」

といった。

「俺・・・手術受けてみるよ」

「本当？」

「あぁ・・・」

カズマがレイカを見つめた。

「えっ・・・どうしたの？」

「もし俺の手術が成功したら俺の彼女になってくれねぇ？」

カズマが照れくさそうにいう

「あたりまえだよぉ」

レイカはカズマに飛びついた。

「俺お前のためにもぜってぇ頑張るから」

「うん・・・絶対だよ？」

「約束な」

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