恋夢 39話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/03/14 15:09:13
「行ってくる」
手術直前カズマはレイカに封筒を渡して手術室に運ばれた
「カズマ・・・頑張ってね」
レイカは最後までカズマを見送り手術室の前のイスに腰掛けてカズマから渡
された封筒を開けた。
そこには指輪が入っていた。
レイカへ
お前のことがすげぇ好きです。
俺はいま手術をしててなにがおきるかまったくわかんねぇ状態です。
でももし俺になにがあったとしても俺はレイカのことを好きでいます。
考えたくねぇけどもしかしたら死ぬかもしれねぇ・・・
もし俺が死んでも泣かないでください。
そしてもし俺の手術が成功したら今お前としたいって思うこと全部したいと思います。そしていつかは結婚したいです。
レイカは指輪を握り締めた。レイカの手に涙がこぼれる。
「カズマ・・・」
何時間たったかわからないレイカはずっと震えてずっと指輪を握っていた。
手術室から医者が出てきた。
「先生。手術は?カズマは助かったんですか?」
レイカは医者に尋ねた。
「手術は無事成功しました。でも安心するのはまだ早いです」
レイカの目から涙が溢れた。
「先生ありがとうございます」
医者はレイカに微笑んだ。
レイカの目からは次々涙が溢れる。その場に座ってレイカは泣いた。
カズマは病室に運ばれた。
それからレイカはずっとカズマのそばについていた。
・・・ガラガラ
病室のドアが開いて医者が入ってきた。
「そのうち意識が戻るでしょう。意識が戻ったらまたもとの病院に戻しますよ」
レイカはずっとずっとカズマのそばにいたかったけど学校があるのでその日
の夜1人で戻った。
飛行機の中でレイカはずっと指輪を眺めた。
次の日レイカは学校に行った。
「みゆ」
喜びをこめた声でレイカはみゆをよんだ。
「カズマの手術が成功したの」
「えっ?本当に?」
「うん」
「やったー」
みゆはすごい喜んだ。
「本当かよ?」
ゆうまが話しかけてきた。
「聞いてたの?」
「ああ」
「本当よ」
レイカはゆうまに微笑んだ。
「よかったな」
ゆうまもレイカに微笑んで教室を出た。
「ゆうま」
ゆうまの後をクミが追いかけた。
屋上で泣いてるゆうまにクミが近づいた。
「俺さぁ心のどこかでもしカズマが死んだらレイカとまたやりなおせるんじゃねえかって思ってた。俺まぢであいつが好きなんだよなぁ」
ゆうまが言った。
「バカよねぇ・・・本当にバカ」
クミはゆうまを抱きしめた。
「あたしも一緒なんだから」
「ありがとな。クミ」
「頑張ってよね」




























もう、ゆうまはクミと付き合うになるかな・・・・・
ドキドキ・・・
やったね~カズマ!