冒険
- カテゴリ:恋愛
- 2009/03/16 23:59:33
学生時代、付き合っていた子が卒業して実家に帰ることになっていました。
ちょうど今ぐらいの時期でした。
どういうタイミングか忘れてしまいましたが、
バイクで出かけることにしました。
特に行き先を決めるではなく、東京から国道20号線をひたすら走りました。
風がとても冷たく、ヘルメットのシールドは息で曇ってきました。
彼女は寒かったのでしょう、私の革ジャンのポケットに手を入れながら
しがみついていました。
やがて、道路が凍ってきましたが、わだちの中の凍っていないところを
をひたすら進み、河口湖のあたりに来ました。
河口湖の周囲の道路は白い雪が積もっていて、タイヤがすべり
これ以上進むことはできませんでした。
近くにホテルがあったので、泊まることにしました。
翌日、とてもいい天気でした。
昨夜、私たちの前進をはばんだ雪は、とてもが眩しく、
初めて2人で見た富士山は、積もっていた雪のせいか、とても大きく、
きれいだったような気がします。
いつも近くにいた2人が遠くに離れてしまう、
2人の忘れられない思い出になった気がします。
少なくとも、私には忘れられません。
でも、冬に乗ると鼻水出そうなくらい寒いんじゃないん?(・_、・)ズル
楽しかった思い出・・・そうでなかった思い出・・・いろいろあるよね・・・。