Nicotto Town


姫的姫道❤姫life


恋夢 45話

「そうなんだ・・・似合うよ」

レイカはあわてて鞄から手を出した

「勝手に忘れた俺がわるいんだよな」

レイカは何も言わなかった。

「やっぱいい。思い出さなくていい」

レイカは下唇を噛んだ。

「でもお前は俺の命を救ってくれた命の恩人なんだろ?」

「えっ?・・・なんで知って・・・」

カズマはこの前亜衣と話してるのを聞いてたなんて言えなかった。

「亜衣から聞いた」

またレイカは黙った。

「しかも俺のためにテレビ番組で募金まで求めた」

「好きな人と一緒になりたいでしょ?カズマの今本当に愛してるのは誰?」

レイカは聞いたけどカズマは答えなかった。

・・・やっぱりあたしじゃないんだなぁ

レイカは自分でそう自覚した。

「何かわかんねぇけどお前みるとドキドキする。」

「えっ?」

「でも俺ってみゆが好きなんだよな。好きなのかな?」

「はっきりしてよ・・・カズマからみゆに告ったんでしょ?」

「そうだけど・・・」

「じゃあ最後まで責任もちなよ」

レイカは言った。

「あたしがあんたから手を引く。そんな無責任な人だとは思わなかったわ」

「え・・・」

「さよなら。あたし帰るわ。バイバイ・・・石野」

レイカは怒って病室を出た。

カズマの病室の前で亜衣がうずくまっていた。

レイカは亜衣をちらっとみて帰ろうとした。

「待って」

亜衣が言った。

「いや・・・なんでもない」

「いいなぁ。亜衣ちゃんがうらやましい」

レイカはそういって病院を出た。

「ゆうま?なんでゆうまがここにいるの?」

「お前を待ってた」

「あっ・・・そうだ。ちゃっと早いけどクリスマスプレゼント」

レイカはそういってニット帽を鞄からとりだしてゆうまにかぶせた。

「すげぇうれしい」

ゆうまは顔を赤くして言った。そんなゆうまにレイカに微笑んだ。

「カッコイイよ」

そういったレイカの目には涙が浮かんだ。

「レイカ?」

「バイバイ」

レイカは帰ろうとした。

「待て」

ゆうまがレイカを引き止めた。

「えっ・・・何?」

「好きだ」

ゆうまが言った。

「思い出した。レイカか・・・」

カズマが静かに言った。頬を涙がつたう。

「レイカか・・・」

亜衣はカズマの前で手をギュッっとにぎりしめた。

「あ~あ・・・つまんない」

#日記広場:自作小説

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2009/03/17 20:45
わっ!?・・・

思い出した瞬間に告る!

なんかすごい。カズマもがんばれ!
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2009/03/17 19:03
カズマの記憶が戻った?!

だけど亜衣が阻止するかも知れないよね・・・・
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2009/03/17 18:31
せつねぇ・・・
胸が痛くなるな。恋って上手くいかないものなのね(;ω;)

続きたのしみです^^
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2009/03/17 17:57
ぎゃ~"!
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2009/03/17 17:50
思い出した!
やった~



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