恋夢 46話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/03/17 23:11:49
「好きだ・・・レイカ」
ゆうまが言った
「知ってる・・・」
レイカは驚かずに言った。
「あらためて言う。俺と付き合ってください」
・・・もう聞き飽きた。
「もういや。あたし恋なんかしたくない。」
レイカが言った。
「俺と新しい恋しねぇ?」
ゆうまがレイカの手をつかんだ
「・・・それもいいかもね」
レイカが静かにつぶやいた
「ゆうまはあたしを捨てない?」
「ぜってぇ捨てないから」
ゆうまはレイカを抱いて言った。
「思い出しちゃったんだ・・・」
亜衣が言った。
「亜衣?」
「あたしとカズマってここであったのが初めてじゃないんだよ?」
「どういう意味?」
「中学一緒だったじゃん」
「・・・は?」
「わかんない?区杉 亜衣」
「・・・区杉」
カズマは驚いた顔をして亜衣を見た。
「あっちゃん?」
「そうだよ・・・」
亜衣はカズマの元彼だった
「すごいイメチェン・・・」
「高校デビューしたかったけどね。やっぱ昔から体弱いじゃん?」
亜衣は中学の時まで可愛くなかった。
「でもなんで・・・」
「レイカが憎かった・・・あたしの初恋奪ったレイカがずっとずっと憎かった」
「ごめんな。あっちゃん」
「いいよ。もう・・・」
中学の時・・・
「付き合ってください」
亜衣はカズマに告白した。
「えっ?俺でいいの?」
「好きです・・・」
当時明るくてノリがよくて人気だけど可愛くなかった亜衣はバレンタインデー
にカズマに告白した。それから二人は付き合った。でも・・・カズマがレイカば
っかりみているのに気づいた亜衣はカズマとうまくいかなくなって別れた。
「レイカが好きなの?」
「・・・なんで?」
「ずっとみてるでしょ?あいつの事」
「ごめん・・・」
中学校の時の出来事だった。
「びっくりしたよ?カズマがここにいたのを見た時・・・」
「えっ?」
「だからあたしはわざとカズマの前でこけた」
「あっちゃん・・・」
。。。誰でもそうだよ。恋してその気持ちを簡単に捨てることは出来ない。だか
ら恋は複雑なんだ。いつまでもいつまでも気持ちを揺らすんだ




























そうだったんだなぁ。。。>ミコたん
カズマと亜衣の過去って、そうだったんだ・・・・・・