恋夢 49話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/03/18 21:13:40
・・・あたしはひどい事をした
あれから何日かたって冬休みが終わる。それはレイカにとってとても長い冬
休みだった。誰からも愛されない寂しさ・・・
「あたしって欲張りねぇ」
でもそんな事思ったってレイカはカズマからの愛が欲しかった。
レイカは泣くことと恋をすることしかしらない・・・
「レイカぁ冬休み短くない?あっという間だよぉ」
みゆが言う。
「長いよ・・・」
レイカは机に寝そべりながら言った。
「おはよう」
カズマが教室に入ってきた。
「えっ・・・なんで?」
レイカが驚きながら言った。
「お前何やってたんだよ」
男子たちがカズマに聞く
「さぼり」
「お前悪いなぁ」
「カズマ・・・」
レイカが言った。
「おーレイカ」
何事もなかったようにカズマが言う。
レイカは教室から出た。
「えっ?待ってレイカ」
みゆがレイカを追いかけた。
ちょうどゆうまとクミが着ていた。
レイカを見て二人はつないでた手を慌ててはなした。
「やっぱり付き合ってたの?」
ゆうまが申し訳なさそうな顔をする。
「・・・ごめん」
「いい。あたしゆうまの事好きじゃなかったし」
もうレイカはボロボロだった。
「大丈夫?レイカ」
みゆが言った。
「あたしにはみゆだけだよ」
レイカはやっぱり泣いた。
「何があったの?」
「カズマあたしの事思い出してくれたけど違う人を好きになったって・・・」
「みゆはずっとレイカの見方だよ?」
「もういいよ。恋なんて絶対しない。だってゆうまもカズマも思い出があるもん。あたしは中学の時ずっといじめられてた思い出しかないもん。恋なんかしたことがなかった・・・」
「みゆは憧れてるよ。レイカがうらやましい」
レイカはみゆに笑って
「ありがと」
といった。
恋はなんて複雑なんだろう・・・




























浮気かよって感じ。
レイカ、恋はしばらく、おあずけにして、みゆの友情に癒されてほしい。
あ~、また感情移入のスイッチが・・・・・
複雑すぎる関係・・・。
複雑すぎる関係・・・。
切ないね・・・