「あの子みてぇ超ダサい」

まゆがあいなを見ていった。

長いスカート。やっぱ二つくくりにあのメガネ。

ダサくなきゃまあまあ可愛いのになぁ・・・

「センスわるすぎだよねぇ」

「うちと同中やで」

「まじで？」

「まさか・・・友達？」

「ありえない」

お願いだから話しかけないでほしい。

「あっ・・・」

あいながうちに気づいた。

うちはあいなをにらんだ。あの内気な性格だったら話しかけられないでしょ。

「夢奈・・・話したいことあんだけど」

「えっと・・・誰？」

高校生活２日目さっそくうちは告られた。

「俺お前にひとめぼれしたんやけど・・・どう？」

「いいよ・・・付き合ってあげても」

うちは言った。まあまあカッコイイじゃん。

もちろん嵯峨にはおよばないけど・・・

「でもうち浮気しちゃうよ？いいの？」

彼氏がいっぱいほしいのはうちの野望。

「好きな人いるの。あんたは本命じゃない・・・いい？」

そいつはうなずく。

「よろしくね」

さっそく告られちゃった。早いっしょ・・・

うちはため息をついた。

「あいつ何組かなぁ・・・」

うちの性格？・・・よくないよ。だからびっくりした。

「えっ？あいなが嵯峨に告ったの？」

「らしいで」

「大丈夫やって。あんなやつ相手にするわけないやん」

まゆが言った。

「だといいけど・・・」

うちは心配だった。

「あいな」

うちはあいなに話しかけた。

「未来」

あいなの顔つきが明るくなった。

「嵯峨に告った結果は？」

「聞きたい？」

「うん・・・」

「OKだって」

すごくうざい。ムカつく・・・

でも誤解しないで・・・これはうちが主人公の話。

「よかったね」

うちは言った。

「うちも告るかなぁ・・・」

うちはメールだった。

ちょうどいまごろ嵯峨にメール届いたかなぁ・・・

あと一つ。うちはあいなにいじめられた。それは悲しい過去・・・大切なのは今

#日記広場：自作小説