返ってきた返事はOKだった。

「なんで・・・？」

うちは嵯峨に電話した。

「もしもし？未来やけど・・・」

「おぅ」

「OKなの？」

「俺さぁ小学校の時からお前がすげぇ好きだったから」

「・・・」

「どうした？」

「すごくうれしい」

うちは生まれて初めてうれし泣きした。

「ずっと・・・嫌われてんのかと思ってた。」

「そんなわけないし」

「ってか俺のほうがうれしいし」

「あいなは？」

「別れる・・・」

「好きじゃないのにOKしたの？」

これはうちが聞けることじゃない。うちはもう３人と付き合ってる。

「彼女ほしかったから」

「そっか・・・」

「まずあいつはありえねぇ」

「だよね」

うちはホッとする。でも少しあいながかわいそうになった。

うちは今までの彼氏と別れる気はない。

「じゃあ明日ね」

「あぁ・・・未来」

「・・・翔太」

「好きやで？」

「うん」

翔太はうちの本命。ずっと好きだったうちの本命だ。

でも少し展開が早くない？

うちが幸せだと思ったのはうちの勘違いだった・・・

うちは翔太が大好き。

「おはよう」

うちは教室に入る。

「おはよ」

あいなが言った。

かわいそうな気がする。これからあいなは翔太にふられるんだ。

でもうちはあいなを完全に無視した。

幸せはほかにある。あいなはうちの幸せを壊した。

「まゆぅ」

「未来。おはよぉ」

「おっは～」

ここが居心地いい。

「いいバイトのお店みつけたんだけど行かない？」

「まじ？いく～」

「今日あいてる？」

「もち」

まゆはうちに少し笑った。どこか不気味な笑み・・・

「未来」

翔太だ。

「翔太ぁ」

あいなが翔太のところに行った。

「あいな・・・」

うちは翔太にうなずいた。

「あいな・・・話がある」

翔太は教室から出た。

「えっ？もしかして・・・」

まゆが言った。うちはピースして舌を出す。

でも間違い。うちがバカだったんだ・・・

別れるわけなかった。うちはお遊び。

「また？」

「やきもちやくなよな」

「翔太はうちの物でしょ？」

「あたりまえだろ」

あいなはメガネを外した。

「可愛いよ」

あいなは翔太にキスした。

うちはこんな事しらない。事実をしるのはもう少し先の話。

まさかあいながあの大人気モデルだったなんてね・・・

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