私の王子様 6話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/03/29 11:53:33
「明日も買物行く予定だったのよ?」
「いいのいいの」
「あらそう」
「姫さわたくしじゃなくてあたしとかにしたら?」
「えっ?」
「そっちの方が可愛いって」
「そうかしら?」
「おぅ」
「じゃあそうするわ」
「なぁ・・・姫はいいよなぁ」
「なぜ?」
「だってこうやって親父の働いた金でこんなとここれてさぁ」
「失礼ね。大変なのよ・・・あたしも」
姫はそういって下を向いた。
「わりぃ」
「あら。見てこれ可愛いわ」
姫菜はそういって亀のキーホルダーを指さした。
「じゃあプレしたるよ」
「えっ?いいのよ。自分で買えるし」
「姫は知らないだろ。プレと自分で買うのとでは違うんだって」
そういってタケルはそのキーホルダーを買った。
「ほい」
「ありがとう。なんか知らないけどうれしいわ」
「だろ?」
「ねぇあたしもタケちゃんにプレゼントするわ。待っててね」
「えっ・・・」
姫菜はそういってまたお店に入った。
「はい。これ」
姫菜はタケルに袋を渡した。
「えっ・・・これ」
タケルは袋をあけていった。
「オソロっていうのかしら?あたしはピンクでタケちゃんは青」
「ありがと姫」
タケルは姫菜に笑顔でそういった。姫菜もタケルに笑った。
「姫ってさ恋した事ないだろ?」
「なんでわかるの?」
「そんな気がするから」
「そう?確かにないけど」
・・・本気の恋はね
「だから俺が教えてやるって」
「どういう意味?」
「わかんなくていい」
姫菜とタケルは別荘に戻った。
姫菜は部屋で亀のキーホルダーを見て少し笑った。
「姫菜」
「どしたの?」
「さっきタケルとどこいってたの?」
「買い物よ。タケちゃんが付き合えっていうから」
「タケちゃん?」
「タケちゃん。可愛いニックネームでしょ?」
「姫菜うちの事応援してくれるよね?」
「えっ?・・・うん」
・・・あたしを愛した人は最後傷つくだけ。だから恋はしないんだ。みんなそうだったから。本気であたしを愛す人なんていないんだ




























悲しいこと言わないでぇーー