私の王子様 19話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/06 12:12:28
そのまま1週間・・・
タケルと姫菜は顔も合わさずただ時が過ぎていった。
「姫菜ぁうちタケルと付き合うことになっちゃった」
これはとつぜん姫菜に届いたレナからの言葉だった
「えっ?」
「まじうれしい」
「そっか・・・おめでとう」
・・・あたしがここで嫉妬したとしてもタケちゃんと一緒にいればきっとタケちゃんを傷つける
笑顔でそういう事しかできなかった
でも本当はすごくすごくつらくて痛くて悲しかったんだ
「姫菜」
放課後ゆうやがいった
「何?」
「タケルと別れたって本当か?」
「だったら何だって言うの?」
「いや・・・別に」
「あたしタケちゃんが好き。でもタケちゃんのためにも別れるしかなかったの」
姫菜の頬を涙が伝う
「あたしは人を好きになっちゃいけないの」
「泣くなよ」
ゆうやが姫菜に抱きつく
「お前を愛してる奴は多いんだって」
「ゆうやもあたしを好きになっちゃ駄目。でもしばらくこのままにしてて・・・」
ゆうやは切ない目で姫菜を見つめた
「俺ら友達・・・だから」
本当はゆうやだって姫菜を愛していた。
だからすごく辛かった・・・
「そういう事かよ」
タケルが二人を見つけた
「うちはタケルだけをずっと思ってるよ」
レナはそういって少し笑った。




























次も楽しみにしてるよお★