私の王子様 23話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/08 14:15:11
「何かよう?」
姫菜がいった
「お前に会いたかっただけ」
「あたしは俊が嫌い・・・大嫌い」
「姫菜」
ちひろが叫んだ
「俊を傷つけないで」
「あたしはタケちゃんが好きだったのに・・・なんで?ねえどうしてなのよ」
姫菜は座り込んでないた
もう何もかもがどうでもよかった
「姫菜・・・じゃあどうしてあいつと別れた?」
俊が言った
「好きだから・・・愛してるから」
「あいつを傷つけたいのか?」
「ちひろはねあんたが好きなの」
「は?」
「ちひろと一緒になればいいじゃない。何であたしなんかと」
「好きだからだろ?何回いわせるんだ」
「好きなら・・・好きならあたしの幸せ考えてよ」
「お前だってあいつの幸せ考えろよ。お前が俺と結婚すれば何もかもがうまくいく。俺はお前を絶対幸せにしてやる」
「よく言うわ。あたしはあんたとずっと幼なじみっていう友達でいたかった」
「俺は小さい頃からお前だけを見てた」
「やめてよ。もうやめてよ」
ちひろが言った
「あたしの気持ち無視して二人で・・・あたしは姫菜が大好きだからずっと俊のことあきらめてたのにいいなずけだって知って悲しかったのに・・・ずっと気持ちを伝えられなかったのに姫菜はあたしのこと何も考えてくれてなかったんだね。あたし姫菜と俊の幸せをずっと祈ってた。婚約発表がされた時すごく悲しかったし辛かったけど必死であきらめた・・・なのに俊はあたしをずっと見てくれてなくて姫菜だけを見てた。この気持ち分からないわよね?」
「ちひろ?」
「もう・・・いい」
3人の所に冷たい風がそっと吹いた



























