Nicotto Town



今、できること ②

ぼくの住んでいる家の付近でも、ちらほら桜が咲き出しました。
いつもなら日々のことに忙殺され、見逃すことも多かったかもしれません。
気のせいか、今年は特に美しく感じます。

大震災から二週間が過ぎたのですね…。
いまだ被災地では苦しい避難生活が続いているのでしょう…。

それとは比べ物にはならないけれど…。
まだ余震が続き、放射性物質や(無)計画停電で混乱した日々。
外出を控えたりしてたことや地震への怖れから、息子は少し情緒不安定…。


こんなときだからこそ、気付かせられることがいろいろあります。

たとえば…。
「あたりまえ」はあたりまえじゃない、っていうあたりまえのこと…。

あたりまえのように春が訪れ、あたりまえのように桜が咲き…。
あたりまえにきれいな水を飲み、あたりまえにおいしいご飯を食べる。
あたりまえのように隣には大切な人がいて、あたりまえのように笑いあえる…。

ほんとはそのどれもが“奇跡”にも近いこと、なのかもしれません。
日頃どれだけ恵まれているのか、どうしても鈍感になりがち…。
日々感謝をし、わかっているつもりでいました。
でも、こういうことがあって振り返ってみると…。

自分にとって大切な人がいてくれる、ということ。
それはすぐ近くにいても、たとえ距離が離れていたとしても…。
気持ちの通じ合う相手、信頼や尊敬できる相手…。
その人が元気にいてくれるなら、それ以上の幸せってないんじゃないかな…?


「がんばれ」なんて言うな!とは言いません。
もちろん、前回書いたときにもそうは思ってません。

でもね、「がんばれ日本」とか「がんばれ東北」とか…。
ぼくにはそんなに背負えないなぁ…。

こんなときだからこそ、今自分の大切に思ってる人にこう伝えたい。
「あなたのことが大好きだよ」「そばにいてくれて嬉しいよ」
「苦しいときは弱音を吐いたっていいよ」「いつだってあなたの味方だよ」
「一緒に楽しいことを考えよう」「泣きたいときは我慢しなくていいんだよ」
「いつもがんばってるのを知ってるからね」「あなたは一人じゃないよ」
「あなたはあなたのままでとってもステキだよ」

言葉をかけなくても、ただ相手に寄り添うってのもいい…。

無条件で相手と向き合う。
相手をまるごと受け止めて、気持ちがつながっていけばいい。

そうやって本気で向き合える相手は、ぼくには大人数は無理です。
だから、まずは自分の周りにいる4人とか5人でもいい、と思っています。

けれど、その4~5人がまた4~5人の大切に思う人とつながる。
その4~5人がまた別の人たちとつながって…。
それがほんとの連帯、なんじゃないかな…?
この国が長年忘れてきた人と人とのつながりって、それじゃないのかな…?

東北とか日本とか、そんな狭いとこで区切ることない。
これは人類が立ち向かうべき試練だ、とも言えるし…。

今こそ、どの生命も輝いていて、強く美しいんだって、気付けばいい。
生きるってことがどんなに素晴らしいか、まず自分が体感できたらいい。

今回の惨事を乗り越える力って、これ以外にないとぼくは思います。


そして、一方で…。
あたりまえのように昼も夜も街は煌々と明るく…。
あたりまえのようにエスカレーターを使い…。
あたりまえのように何台もの自動販売機が置かれ…。
あたりまえのようにガンガンに空調を効かせ…。
そのために、あたりまえに都心から離れたところで原発を動かし…。
そこでは、あたりまえのように下請けの作業員が日々被曝させられ…。
あたりまえのように“核のゴミ”が増え続け…。
あたりまえを装って、マスコミはそこから目をそむけ続け…。
それがすべて、何代にも渡って子孫に重く圧し掛かる…。

ほんとにこれを、これからも「あたりまえ」として続けるんでしょうか…?

いつ聞いたって、「“ただちに”健康被害はない」って報道されるけど…。
影響が出るのは、10年後や20年後…。
次の世代や、その次の世代になっても消えるものじゃない…。


ぼくは大切な人を守りたい。
そのためには知ることや聞くこと、過去を振り返ることも大事。
次回以降、そんなことも書いていけたらって思っています。

必ず希望はあります。
いや、むしろ闇の中だからこそ光り輝くものがはっきりと見えるはず。

そしてそのためには、考え方や生き方を改める必要があります。
それは実はチャンスであり、楽しいことでもあるのです。



ニコタはもうしばらく放置状態にさせてもらいます。
とはいえ、そろそろ恋しくもなってきているので…。
少しずつですが、活動できたらいいなぁ…。

そんな意味もあって、伝言板は開けておきます。
足跡だけでも嬉しいですし、伝言があるのもやっぱり嬉しい。
リア重視で、お互い無理なく楽しみましょうね☆

アバター
2011/03/27 01:03
未曾有の大災害から早2週間…
東北の被災地の方に比べたら、ぜんぜん幸せなのかも知れないけど、
余震に物資不足に放射能の恐怖……
トマスの言う通り、今までのあたりまえの生活が
本当に幸せだったことに気付かされた2週間だった。

でも悪いことばかりじゃなかった…。
不便な生活の中で、大切なひとと向き合うたくさんの時間が与えられたの…

もう一度自分とじっくり向き合うために神さまから与えられたチャンスと思って、
ゆっくり歩き出してみようかな…

明けない夜はないはずだよね^^






Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.