私の王子様 26話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/11 09:12:48
・・・昔から何もかもがあたしの思いどうりだった。ほしい物はすべて手に入れてきた。だけど心は簡単には手に入らないものだってわかったんだ
「お父様。あたし俊と結婚したくありませんの」
あきらめなかった。まずは事実を変えようとした
「姫菜・・・ごめんな」
「もしあたしをどうしても俊と結婚させるっていうならあたし家を出るわ」
「姫菜」
「さようなら・・・お父様」
「行かせないわよ」
義理母があたしに言った
「あたしあなたが憎かった。お母様をあたしから奪って・・・母親づらしないでよ。あたしのお母様は1人しかいないわ」
「もしあなたがここをでたらこの家はどうなるの?」
「梦がいるじゃない」
「妹を大切に思わないのね」
「・・・」
どうする事も出来なかったんだ・・・それがすごく嫌だった
泣くばかり。涙はいつまでも溢れてきて、レナが憎くなった。
「タケちゃん・・・」
あたしは授業中呟いた
「お前まだタケルが好きなの?」
ゆうやが聞いた。姫菜はゆうやを見た
「ううん・・・好きじゃない」
・・・あたしはずっとずっとゆうやに嘘をついて俊にも嘘をついた。でもねタケちゃんが好きなのは事実。嘘にしたくても嘘をつけないあたしの気持ちだった。
気がついたらタケちゃんを目で追ってた
「あたしに手に入れられない物なんてない」
姫菜が言った
「人の心ってさどうにもならないんだぜ?」
ゆうやが切なそうに言う。
・・・ゆうやもあたしと同じ恋をしてる。ただ1人からの愛を求めている
「その通りだわ」
姫菜はゆうやにそっと微笑んだ
「だから・・・嘘つきたくない。あたしねタケちゃんがまだ好き」
ゆうやは少し寂しげに
「知ってた。俺はお前の幸せ祈ってるから」
といって笑った
「うん・・・」
でもそれはどうしようもできない事実そしてこの息苦しい現実が嫌になった。ただ楽になりたかっただけ・・・さよならタケちゃん
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- SaRIA
- 2009/04/11 15:17
- さよなら!?
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- ゚*♫夢羽♬*゚
- 2009/04/11 12:57
- 先がまったく読めないのが面白い!!
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- みい★!
- 2009/04/11 12:54
- うぅぅ...せつなすぎる...o
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- まぁみん
- 2009/04/11 10:35
- 切な過ぎるよぉ(;∧;)
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