私の王子様 33話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/12 18:55:07
「レナごめん今日一緒にお昼食べれない・・・」
「いいよ・・・別に」
「姫~いくべぇ」
タケルが言った
「あっわかった。じゃあ行くね」
「うん」
「レナ一緒に食べねぇ?俺もタケルに振られてさぁ」
「いいけど・・・」
「つらいよなぁ」
「ゆうやまで同情するの?」
「お前さぁタケルをあきらめた?」
「あきらめたい・・・でも」
「だよなぁ。俺も姫菜がまだ好きなんだよなぁ」
「姫菜のどこが好きなの?」
「初恋の相手なんだ・・・あいつ」
「えっ?」
「俺が小さい頃ハンカチ渡してくれてさぁ。あの天使みたいな笑顔に惚れたってわけ」
「そうなんだ」
「あきらめる必要はねえと思うぜ?だって俺も姫菜をあきらめねえから」
「強いね・・・ゆうやは」
「そうか?内心これでもつらいんだぜ?」
ゆうやは切なそうに笑った
「タケルはずっとうちだけのものだったの。うちだけの王子様だった・・・」
「大丈夫だって。応援するべ」
ゆうやの笑顔にレナは癒された
「ありがと・・・ゆうや」
レナは笑顔でそういった
「おぅ。頑張ろうぜ」
レナは又恋をした・・・でもやっぱりゆうやも姫菜が好きなんだ
「お弁当作ってきちゃった」
「まじ?」
姫菜はうなずいた
「食べてみて」
姫菜はそういっておにぎりを差し出す
「いただきます」
タケルはそれを食べた
「おっうまいじゃん」
「本当?うれしい」
「やっぱ可愛いな。お前・・・」
「え?何それ~」
「ほらあ~ん」
タケルが玉子焼きを差し出す
「反対じゃない?」
「うまい?」
「超おいしい」
「じゃあ俺も」
タケルはそういって姫菜の食べかけの玉子焼きを食べた
「おいしい?」
「激うま」
姫菜は笑った
幸せは小さいところにある
・・・でもまた新しい恋におぼれる事になるんだ




























ゆうやも姫菜のことを好きだからレナは姫菜をうらむことになるのかな??