Nicotto Town


姫的姫道❤姫life


☆初恋 2話☆




長い夏休みが終わって今日から学校。


久しぶりだし、


学校は好き。


「いってきまーす」


朝食も食べずにあたしは家を飛び出した。



家の前には大谷裕也がいた。



「・・・どしたの?」


「・・・」



聞いても無愛想にうつむいてるだけ。



なんかやな奴。



あたしは無視してそいつに背中をむけ学校に向かおうとした。


「待て」


少し高い声・・・


「えっ?」


あたしは振り返った。


「中学校までの道がわからないから、えっと・・・つれてけ」


なんで上から目線?



あたしはそいつの近くに言った。


「大谷裕也だよね?裕也でいい?あたしの事は奈緒でいーよ」


「べっ別に構わない」


裕也はあたしから顔をそらせてそー言った。




・・・こいつ。



「いーよ、一緒に行こっか」


あたしは裕也に言った。


「ねー人に物を頼むときはさー、敬語使うとかしなよ。なんで上から目線?」



「・・・うるせー」



「あーぁ、もーいいよ。裕也はなんか部活入るの?」



「サッカー」


「へぇーサッカー好きなんだ?できんの?」



「小学校の時からずっとやってた」



「以外だなぁ」


「以外とか言うな」


「あははっ」



気づいたら学校についてた。


「あっほら、ついたよ」



あたしは裕也に言った。


「サンキュー」



始めてみた裕也の笑顔に不覚にもドキッとしたのは事実。




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