☆初恋 10話☆
- カテゴリ:自作小説
- 2011/04/08 00:08:59
隣の席に裕也が来た。
あたしは裕也を見る。
こんな事なら・・・裕也への思いに気づきたくなかった。
裕也は授業中もだるそうに寝てた。
ほんとに変わった・・・別人みたい。
やめる・・・あたし、
裕也の事好きなのやめる。
そう思った。
「華音」
休み時間、
華音とあたしが話してたら1人男子が近づいてきた。
あっ・・違う。
知ってる。
直樹だ・・・
直樹とは何回か中学ん時話したことがある。
爽やかで明るくて顔もいいから女子からも人気があった。
「直樹」
華音が直樹に笑いかける。
「あれ?奈緒じゃん。久しぶり」
「うん」
あたしも直樹に笑いかけた。
「どしたの?直樹」
華音が言う。
「あー、あのさ。教科書忘れてさ」
「何の教科?貸すよ?」
「数学、わりーね」
「いーよ、別に」
「待て」
低い声がした。
「俺が貸す」
裕也が机から体を起こして言った。
「裕也?おま・・・このクラスだったのかよ?」
「華音は俺の女」
裕也が数学の教科書を直樹に渡しながら言った。
「あははっ、わりーわりー」
なんだろ・・・なんか痛い。
「祐ちゃんかわいーでちゅねー嫉妬ですかぁ?」
直樹が裕也の頭を撫でながら言った。
「もぅ、直樹~裕也をからかうなっ」
あたしはその場にいるのが嫌になった。
「トイレ行く」
あたしはそう言って教室を出た。
教室を出たらへんで腕をつかまれた。
「待てよ」
あたしが振り向くと直樹がいた。
「・・・何?」
笑顔をつくって言った。
「お前・・・大丈夫か?」
「・・・何いって・・んの?」
「裕也が好きなんだろ?」
「ううん、好きじゃないよ?」
あたしは必死に笑顔を作った。
「お前、俺と付き合わねぇ?」
「えっ?」
意味わかんない・・・
何で急に・・・
「裕也の事忘れさせてやるから」
とにかく、
すっぽりあいた心の隙間を埋めたかった。
だからあたしはうなずいた。
まりぁさん、小説読んでくれてありがとうございます!!
るぃちゃんも、「恋夢」とかほんとに未熟な小説やのに((汗
ありがとう!!
るぃちゃんの小説も全部読むね!!!
読んでくれる人いなかったら魔法のiらんどにうつそうかなーって思ってたんだけど、1人でも読んでくれる人がいるならニコタでやる事にしました。
頑張って今回は100話いきたいなーって思ってます。
よかったら、よろしくお願いします!!