☆初恋12話☆
- カテゴリ:自作小説
- 2011/04/08 11:49:09
教室に帰ると華音と裕也が仲よさそうに話していた。
「おっおかえりーデートは楽しかったぁ?」
華音があたしに聞く。
あたしは笑顔で頷いた。
「ねー奈緒、今日帰り買い物付き合ってよ。今週裕也とデートなんだけど、たまにはドキッとさせたいなぁって」
華音があたしに小声で言った。
「いいよ」
あたしは言った。
裕也とあたしってもう他人なのかな・・・
友達にも戻れないのかな・・・
そもそも裕也とあたしって両思いにはなったけど、
付き合ってたの?
学校が終わって、
あたしと華音は学校を出た。
「あっ裕也だ」
華音がグラウンドの前に走った。
「かっこいいー、あっ奈緒。直樹もいるよ?」
「えっ?」
裕也・・・やっぱり裕也なんだ。
サッカーをしてる姿が、
裕也は一番輝いて見える。
楽しそうで一生懸命で・・・
「華音、もう行こうよ」
「えー」
華音が残念そうに言う。
「裕也のサッカーしてる姿が一番好きなんだぁ」
華音が頬を赤らめて言った。
なんだ・・・考える事は同じか、
初めてサッカーをしてる裕也を見たとき、
あたしだけしかしらない裕也を知れた気がして嬉しかった。
華音も同じ気持ちだったのかな?
華音と買い物をして、
あたしは家に帰った。
家の前に、
裕也がいた。
なんだろう・・・懐かしいこの感じ。
続きがきになるー!