私の王子様 37話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/15 19:48:28
「ねえ・・・あたしといて楽しい?」
「は?何・・・いきなり」
「あたしの事全部知ってる?」
「姫・・・?」
「ゆうやと話す事くらい許してよ・・・別れるとか言わないから」
「・・・わかった。でも俺すぐヤキモチやいっちまうからさぁ心配なんだ」
「ゆうやは友達だよ?」
「だよな」
タケルは心配そうに言った
「いいもの発見」
姫菜の家の周りを散歩してたレナは亀のキーホルダーを見つけた
ゆうやに心が移っていってたけど本当の本当はまだ少しタケルが好きだった
「ふ~ん・・・」
レナは笑った
「ゆうや」
「姫菜?」
「相談のってくれない?」
「いいぜ」
「この前はごめん・・・タケちゃんが」
「いいって。姫菜は悪くない」
「あのね・・・あたしタケちゃんと付き合ってていいのかなぁ?」
「えっ?」
「だってあたし最低じゃん・・・ゆうやも俊も傷つけて」
「俺は後悔ねえよ?短かったけど初恋の相手と付き合えたしお前と出会えてうれしかった」
「ゆうや・・・」
「多分さぁ俊もそうなんじゃねえの?」
「どういう意味?」
「お前が好きだからお前の幸せ考えてる・・・だから許した」
ゆうやは切なく笑う
「あたしがまだ好き?」
「あぁ・・・すげぇ好き」
「あたしを好きになってくれてありがと・・・気持ち答えられなくてごめん」
「いいって。俺が勝手にお前を好きなだけだから」
「あたしには幸せになる資格なんてないの。あの家にうまれたのがあたしの運命だから・・・」
「そんな事ねんじゃねえの?幸せになる資格は誰にでもあると思うぜ」
「そうかしら・・・」
「そうだって」
「ありがと・・・スッキリした」
「いつでも相談のるぜ?」
ゆうやが姫菜の頭を撫でた
「うん・・・」
「タケルぅ」
「レナ?」
「久しぶり」
「だな」
「うち姫菜からこれもらったの」
「それ」
レナの手にあのキーホルダーがぶら下がってた




























誤解してしまうのかぁwww