私の王子様 40話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/18 13:35:43
「姫菜」
ある日ゆうやが姫菜に言った
「どしたの?」
「あのさ・・・お願いがあるんだけど」
「姫」
タケルが来た
「タケちゃん」
姫菜が笑顔で言う
ゆうやはタケルにしか見せないこの笑顔が嫌いだった
「帰ろうぜ」
「えっ?ちょっと待って」
「おぅ」
「ゆうや。それでどしたの?」
「いや・・・やっぱいい」
「そう・・・じゃあ行きましょ。タケちゃん」
ゆうやはお似合いの2人の後ろ姿を見てため息をついた
「だせえな・・・俺」
「何しょぼい顔してんのよ」
レナがゆうやの肩を叩いた
「レナか・・・」
「何それ?ひどくない?」
「お前はつらくないのか?タケルを見て」
「うちわかったの。この恋愛あたしに勝ち目はないって・・・どんなに頑張ってもタケルは姫菜を選ぶ。だからうち新しい恋を探す事にしたの」
「へぇ」
「悪役も飽きちゃった。うちは愛すより愛されてみたい」
「お前は強いな・・・なんかかっこいい」
「でしょ?」
レナが舌をぺロッと出していった
「俺は弱いんだな・・・」
「相談乗ってあげてもいいわよ?」
「いい・・・俺もあいつあきらめたい。でも最後に一度だけデートしたいんだ。それであきらめる・・・うん」
「そう。いんじゃない?それも・・・」
「お前変わったな」
「そう?うちはもともとこうだけど」
「そっか・・・」
「うちね・・・姫菜にも謝る。卑怯な事してごめんって」
レナの頬を涙が流れた
「・・・レナ?」
「でも本当はすごく好きなの。だれよりもタケルが好きなの」
ゆうやはレナの頭をポンポンと叩いた
「お前は偉いな」
「ゆうやぁ」
レナはゆうやに抱きつく
「今だけだからな」
「・・・うん」
レナの気持ちは誰よりも理解できた。だからよけい辛くなった




























かわいそう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ゆうやかっこいいな☆
レナも辛いょね。
好きな人だけに見せる笑顔は痛いかもね