私の王子様 44話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/21 16:14:21
「えっ?」
「一緒に居てしらなかったんだ」
「だって・・・」
「行けよ」
「えっ・・・?」
「俺が行けっていってんだから行けよ」
「・・・いい」
「なんで?」
「あした誕プレ渡すわ」
「でも・・・」
「どこにいるんだよ」
タケルが言った
「観覧車・・・そっか」
タケルは遊園地に走った
・・・キッキー・・・ドン
嫌な音が響いたんだ。
「姫菜?」
「レナ?」
「うん・・・あのねタケルが」
レナが泣きながら言う
「タケちゃんがどしたの?」
「病院に来て・・・」
「病院?」
「誰から?」
ゆうやが言った
「レナ・・・あたし病院行かなきゃ」
「えっ?」
「タケルが・・・」
「おちつけ」
2人は走って病院に向かった
「姫菜」
レナが言った
「ねえどしたの?」
「タケルが交通事故で・・・」
「えっ?」
「タケルがぁ」
「どういう事なの?」
「姫菜ぁ」
レナが姫菜に抱きつく
「嘘・・・でしょ?」
姫菜はタケルのところに走った
タケルはベッドの上で血まみれになっていた
「タケちゃん・・・」
姫菜がタケルに抱きつく
「ひ・・・め?」
タケルが苦しそうに言う
「あたしが好きなのはタケちゃんだけなんだから・・・死んじゃ許さないんだから」
「俺も・・・ひめ・・・が・・好き・・・だ」
タケルはそういって姫菜に微笑み目を閉じた。
「いやぁ」
姫菜は叫んだ
「嘘だろ?」
ゆうやが言う
姫菜はおもいっきり泣いた
「あたしのせいだ。あたしが・・・嘘ついたから」
「違う・・・俺のせいだって」
「ねえタケちゃん?目をさまして・・・お願いだから」
姫菜は何度も何度もそう叫んだ
タケルは・・・死んだんだ
それは信じたくない真実だった




























タケルが死んだなんて・・・
信じられんw!