５年前

まだあたし達は中学生だった・・・

ももかとあたしは幼なじみでとても仲がよかった

あたしはももかが大好きだった・・・でもももかはあたしを裏切った

「可奈。この人あたしの彼氏なの。知ってるでしょ？コウ」

「えっ？」

信じられなかった

コウはあたしの初恋の相手でももかにも相談していた。

「あたしから告白したんだ」

自分を裏切ったももかが憎かった・・・

あたし達が山へ遊びに行ったとき

ももかは１人で山小屋にいた

あたしはそこに火をつけた。だからありえなかった・・・生きてるなんて

「ももかなの？」

「そうよ」

「なんで・・・」

「助かったのよ・・・あたし」

「えっ？」

「あなたがあたしを山へ置いていった。火をつけたのあなたなんでしょ？コウを取られたのが許せなくて」

「・・・」

あたしは下唇を噛んだ

「えっ？何？知り合いなの？」

ありさがいった

「昔の幼なじみ・・・」

怖かった・・・ももかはあたしよりもよく出来た子だから

また翔を取られる気がして気持ちが焦った

「一瞬あなたがわからなかったわ。また可愛くなったわね？彼氏何人いるの？」

ももかが言った

「どうして・・・」

「えっ？」

「なんであの時あたしからコウを奪ったの？」

「奪った？」

「そうじゃない」

「別に奪ってないけど？」

「なんかわかんないけど・・・あたし達にかかわらないでよね」

ありさが言った

「あなたもそのこといると危険よ？人殺し・・・だもんね？」

「は？」

「もういいよ・・・ありさ」

あたしは怖かった・・・ももかはあたしよりも優れている

「昔の事は忘れましょ？その方がいいわ・・・ね？」

ももかは言った

あたしの目にはももかが悪魔のようにしか見えなかった

この日からあたしは一番じゃなくなったんだ・・・恋も何もかも

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