欲望 12話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/27 16:30:29
「ねえ雅・・・」
「ん?」
「あたし心配なの・・・」
「何が?」
「ももか・・・」
「えっ?」
「助けてあげたい」
「ふ~ん」
「雅・・・協力して?」
あたしは雅の服のすそをつかんでいった
「おっおう」
雅は顔を少し赤くしていった
心配?誰が誰を?ももかが心配?
ありえない・・・
「でもあたしね。ももかに嫌われてるみたいで・・・雅ももかから話きいてあげてくれない?それで励ましてあげてほしいの」
「俺が?」
「お願い・・・雅」
あたしはなみだ目で雅を見つめる。
「わかった。ヤキモチ焼くなよ?」
「うん」
あたしは雅にキスした。
深い意味はない。ただ雅があたしに本気じゃなきゃ困るから・・・
教室に戻ったら黒板に
「相葉は浮気女」
と書かれてた。意味がよくわからなかった。
その時ももかが戻ってきた・・・
あたしは雅の手を握った
「やめろよ」
雅はそういって黒板の字を消した
「たっ高山?」
「こんなしょうもねえ事して何が楽しんだよ」
雅は叫んだ。ももかの目から涙が流れる。
クラスの女子はすこしビビってた。
雅の事好きな子は少なくないからさ・・・
ももかの机は教室になかった。
「ももか・・・」
あたしはその机を取りに行った
ごみ倉庫に・・・
その日の放課後ももかがあたしに
「ありがと」
っていった。
「いいの・・・あたしももか好きだもん」
あたしは笑顔でそういった。




























可奈cももかcをあんなに嫌ってたから