「俺ももかに告られた」

デート中雅が言った

「えっ？」

ももか早いな・・・

「何ていえばいいと思う？」

「なんであたしに聞くの？」

「だってさ・・・」

「断ってくれない？」

「えっ？」

「嫌だよ？あたし」

雅は少し顔色を赤くした

「好きだ」

雅が言った

「うん」

雅はあたしをすごく思ってくれてる・・・こんな悪魔みたいなあたしを

「ありがと」

あたしの口が勝手に動いた

「は？」

「あたしまだ彼氏もいっぱいいる浮気女じゃん？なのに・・・」

「お前が俺を思ってくれてたらそれでいいから」

あたし雅の事そんな目ではみれない。

杉原の事が少し心配だし・・・

「・・・」

悪魔なあたしでもこの言葉には答えられなかった

馬鹿だな・・・何やってんだろ

あたしは何がしたいんだろ？

でももうあたしは罪を持った女なんだ・・・

ももかを傷つけたし一度殺そうともした。

やり直す？どうやって？

いまさら雅を振ってたくさんの彼氏を振れと？

こんな身勝手なあたしが恋をする資格なんかあるのだろうか・・・

「ごめん・・・雅。あたし今１人になりたい」

「は？」

「ごめん・・・」

「何？急に・・・」

「うん、ちょっとね」

あたしの事雅は送ってくれるって言ったけどそれは断った

だってさ雅といると胸が締め付けられてさ、苦しくて・・・

たとえ恋をする資格がなくても好きでもないやつと恋をしなくちゃいけない。

だって自分がやった事だから最後まで自分が責任もたなくちゃ駄目じゃん？

でも最後っていつ？

あたしはいつの間にか恋自体を見失っていたんだな・・・って

馬鹿みたいでしょ？

ももか苦しめてたくさんの人犠牲にしていままであたしがやっていたことはさ

・・・裏切りなんだよ？