欲望 16話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/04/29 19:21:11
あたしは雅とのデートを中断してただ歩いてた
杉原の家の前であたしは立ち止まった・・・
「杉原・・・大丈夫かな?」
あたしは呟く
「何やってんの?」
後ろから声がした
「すっ杉原?」
「そうだけど・・・」
いつもみたいに元気で安心した
「ちょっと心配してたんだ・・・」
「は?なんで?」
「だって・・・」
杉原があたしの頭をポンポンを叩いた
「えっ?」
「俺は大丈夫だって」
杉原は笑顔でそういった
「そっか・・・」
あたしは言った
「家寄ってくか?」
「うん」
少しだけ・・・少しだけならいいよね
「はいこれ」
杉原はあたしにジュースを一杯くれた
「あっありがと」
あたしはそれを受け取って笑顔で言った
「信じられっかよ」
杉原が前に言った言葉が頭に響く
多分杉原の彼女は大事にされるんだろうなぁ・・・ってさ
あたしはぼーと杉原をみつめてた
「どうした?」
「えっ別に・・・」
「ありがとな」
「何が?」
「心配してくれてたんだろ?」
杉原の言葉に少し顔が熱くなった
「だって・・・ほっほら友達じゃん」
杉原といるとちゃんとしゃべれない。
ドキドキする・・・きっとこれが本当の恋だったんだな
じゃああたしも雅にこういうふうに思われているの?って事じゃないか
「そうだったな」
杉原が急に言った
「えっ?」
「そういえば友達になった」
「覚えててくれたの?」
「あたりまえじゃん」
ただ嬉しくって・・・
「嘘じゃないよ」
「は?」
「あたし杉原の事好きって言ったの嘘じゃない」
「・・・」
杉原は答えてくれなかった
「もし杉原が今あたしにいる彼氏全員振れっていうなら振る。杉原のためなら何でもする・・・あの時あたしに声をかけてくれてずっと好きだったの」
あたしは杉原のためならなんだってする。
杉原の笑顔がみたい。
杉原を笑顔にしたい。
杉原に愛されたいの。
きっとこれが恋・・・
「あたしじゃ駄目かな?」
あたしに恋をする資格なんてない。
でももし少しでもあたしに可能性があるなら・・・
神様、あたしもう一回恋しちゃ駄目ですか?
全部読んだよ^^
すごい読みやすかったです!!
杉原の気持ちが気になる~~
杉原、答えてあげて~
頑張ってッ!
いい感じ~❤