最近の幸せな出来事(長文注意、重いです)
- カテゴリ:ニュース
- 2011/09/09 00:36:54
さて、去年の今頃でしたか。弟が事故ったのは。
確か8月25日だったかな。
私は妊娠5ヶ月前くらい・・・つわりが少し治まってきて、腹がぼちぼち目立ち始めた頃だったように思います。
あれは確かその前日に叔母一家が帰ってきていて、皆で祖母の家で楽しく過ごした翌日のことだったと記憶しています。
午前中の10時過ぎくらいでしたか、母から弟が事故ったという知らせがあり、
急いで病院に向かうバスの中、混乱する頭で、それでも嗚咽を零していた電話の向こうの母の様子に、否が応にも理解してしまう厳しい現状。
それでもバスの中でずっと弟に無事であるようにと祈り続けていました。
そしてたどり着いた病院で見た、別人と見間違うほど変わり果てた弟の姿。
お医者様からもかなり厳しい、この2~3日が山だと言われたとき、
真っ先に頭に過ぎったのは『臓器移植』という言葉でした。
ちょうどその1週間ほど前だったか、改正臓器移植法が施行されたばかりで、臓器移植のニュースがちらほら報道されていた頃でした。
交通事故でした。
弟は原付バイクで、相手は車。
15メートルほど吹っ飛んだ弟は頭から落ちて脳を損傷。
内蔵もダメージを受けて、出血が止まらないため処置らしい処置も出来ない状態でした。
特に損傷の激しかった左半身。
3倍くらいに腫れ上がった手を、少しずつ目立ち始めていたお腹に当てて「この子が生まれたときに抱っこしてくれないといけないんだから起きろ」と毎日泣きながら語りかけていました。
その後病院の先生方の必死の治療と本人の生きる意思と若さに助けられ、出血を止める手術が成功し、弟は奇跡的に一命を取り留めました。
それでも先生からは
「意識がこのまま戻るかどうかはわからない、戻ってもいわゆる植物状態と言われる状態になる可能性も高い」
と言われていました。
そして「1ヶ月で意識が戻るかどうかで植物になるかどうかの一つの目安」とも言われました。
とりあえずすぐにすぐ命の危険は去ったとして、ICU(集中治療室)からHCU(順集中治療室)に移された弟は、容態は安定していましたがまだ意識は戻っていませんでした。
この時事故から10日が過ぎていました。
そんな折り、彼の実家が小豆島のお不動さんにお参りにいくということで、私も着いていき弟と母の快癒祈願(ついでに私の安産祈願)をお願いしてきました。
その日の帰り、いつものように救命病棟から救急病棟に移された弟の病室に行き、
いつものようにお腹に手を当てて語りかけていたとき、
それまで意識のなかった弟が事故後初めて喋ったのが、1年前のこの時期でした。
その後弟は奇跡的な回復をし、必死のリハビリを経て3ヶ月と少しで退院。
その際に出会った色々な人と接する中で、将来を真剣に考えるようになり、小学校2年生の終りから不登校だった弟が一念発起し受験を決意。
決意から1ヶ月という短い期間ではありましたが、必死の勉強で夜間定時制高校に合格、
今や立派な高校生になりました。
いやはやなんとも劇的な展開ですよねぇ・・・思えば去年一年間は本当に色々ありました。
私の結婚式から始まり、妊娠、母の癌発覚、手術、弟の事故、出産、受験と、本当に色々ありすぎですよねぇ・・・
もちろん大団円ってわけじゃないです。
弟はまだ後遺症のようなものは残ってるし(というか事故前の状態に完治するっていうのはどんなに頑張っても無理らしいです。戻って9割らしいです)
母の癌もまだ完治とは言いがたいです。(癌は術後5年経って再発しないで初めて完治と言うそうです)
それでも皆笑っています。
去年したお願いを、来年もまた出来るように、今年も
「私の知っている人たちが、少しでも笑って過ごせますように。そしてまた来年もここで
同じお願いが出来ますように」
と、お不動さまにお願いをしてきました。
>明日風夢中姫様
あ、いえいえーちゃーんと観光もしてきましたよ!
それもこれもお不動様のおかげなのかなと思ってたくさんお礼言っときましたv
色々あっても笑顔でいられたらそれが一番ですよね(^ー^* )
>☆はなとり☆様
ああ泣かないで下さいアワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ
色々ありましたがおかえでうちの家族かなりタフになりましたよ!
怪我の功名ってやつですよね!
むしろ母も弟も楽観的すぎて唯一の健常者である父が心労で倒れそうでかわいそうです^^;
(↑まだ病み上がりなのに無茶ばっかりしておとなしくしてろって言っても聞かないんですよ)
どんなに辛くても、1日のうち何か一つは笑える事柄を見つけて笑ってその日を終えるような毎日が理想です!
>Lou様
なんか本当に結果良ければ全てよしって言葉はこの事かって感じですよね。
今も普通にしてれば1年前生死の境を彷徨った人間たちには見えませんもんねぇ・・・
よくキリスト教のうちの祖母が言うのが、
「神様は乗り越えられる試練しか人に与えない」
っていう言葉でして、まぁそれはさておき、人間やっぱりどうしようもない状況になっても
よいしょと立ち上がれる底力が皆それぞれに備わってるんじゃないかなーと思いますよ。
>なつき様
いやあ・・・・その節は本当にご心配をおかけしちゃいまして申し訳ございませんでした^^;
本当にあれからまだ1年なんですねぇ・・・濃すぎてなんだか実感があまりないです(笑)
とりあえず我が家の家系は皆往生際が悪いっていうか、悪運強くてすんでのところで帰ってくるって
パターンが多いんじゃないかってのが父と話し合った結論でございますよwww
私もねー検診とか行かなきゃですねー。
とりあえずまずは親知らず、こいつからだな・・・(-_-;)
>一人旅の龍騎士様
まさに事実は小説より奇なりを地で行ってますよね。
自分でも本当にどこの出来の悪いドラマかと我が目を疑いましたし^^;
ま、何にせよ雨降って地固まる。
弟はかれこれ10年以上ぶりの夏休みを堪能し、再開した学校で今日の今日とて勉強に励んでることでしょうv
>くまごろう様
ほんと、人生山あり谷ありですよね。
去年はそれがちょっと1年に凝縮されすぎてたって感はありますが、でもそれのおかげで悪いことばかりずっと続くわけじゃないってこともすごく実感出来た1年でしたよ^^
弟さんが前向きになってよかった。
これからも健やかに生活できますように〜
祐樹さん、去年は大変だったのですね。
悪い事がいっぱいあった後には良い事がいっぱいありますよ。
必ず。
祐樹さん一家が今年も来年も沢山笑って過ごせますように。
昨日のつぶやきで「小豆島」なんてあったから観光かしら?なんて思ってたんですが・・・失礼しました。
色んなことがあっても家族みんなが笑顔でいられる・・・それが一番の幸せだと思います。
家族みんなで乗り越えてきた試練の年だったのですね。
でも弟さんもおかーさんも前向きに生きてるから大丈夫。
笑いの刺激というのはなかなかあなどれないもので、免疫力も
高まるし、脳への刺激にもなるようです。
お互い笑いの絶えない楽しい毎日を過ごしたいですね。
人それぞれ、紆余曲折色々あって前進するのよね。
壁に当たった分だけ強くなれたり大きなものを得られたり。
弟さんのこれからは、きっと更に明るいものになるに違いないですね。
なんか勇気もらえました、ありがとうございます!!
本当にまだ一年しか経ってないんですよねぇ。
人の命はどこかであちらへ還っていくものですけど君んとこはお母さんも弟君もまだその時期じゃないから戻ってきてくれたんですよ(^^)
家族のコトも大事ですがなによりあなた自身の健康にも気をつけて下さいませ、
若くても思わぬ病気がどこに潜んでいるかわかりませんので…!