あんたが好き 8話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/05/24 19:22:11
<涙>・・・かな
別にみゆに協力すんのとかあたりまえだし・・・
ただほんの少しさっきのみゆ怖かった。
そしてそれだけ翔矢に本気なんだなぁって思ったんだ。
入学式の時からみゆは翔矢の名前を探してた。
みゆの事と啓太の事であたしの頭はいっぱいだった・・・
でもあたしはほんの少し啓太に好意を持ってた。
あの優しさと一緒にいて楽しいって思える気持ち。
そしてほんの少しのドキドキ。
ちょっとくらいうぬぼれてもいんだよね?
翔矢は・・・はっきりいって論外。早くみゆとくっついてほしい。
「石野」
「はっはい」
先生に呼ばれてたのに考え事してて気づかなかった。
クラスのみんなが笑ってた。
あたしもほんの少しの苦笑い。
「早く次を読みなさい」
「えっと・・・何ページですか?」
「ちゃんと授業をききなさいよ。109ページの・・・」
うっ・・・そうとう恥ずい。
読み終わって啓太と目があった。口パクで何かいってる。
『バ・カ』
「ん?馬鹿?」
あたしはおもいっきり啓太に睨みを効かせた。
こういう所も好き・・・
「何やってんの?」
翔矢だ。あたしの幸せタイムに入ってくんな
「うるさい」
休み時間に入ってみゆはあたしの前でずっと笑ってた
「そんな笑うことないじゃない」
「だってぇかなおもしろいんだもん」
「だよなぁ」
啓太だ。ちょっと顔が熱くなる。
「啓太君。さっきは何を言っていたのかなぁ?」
あたしがちょっぴり怒りっぽい声で笑顔で言った
「うわっ怖。スミマセンでした」
「あははっ2人っていいコンビだよねぇ」
みゆが言う。あたし達は顔を見合わせて笑った。
「馬鹿馬鹿しい」
翔矢っておもしろくない。
なんでこいつがモテるの?
はっきり言ってあたしは翔矢の事あんま知んないけどさ・・・
まぁ知りたいとも思わないし。
「こういうのもおもしろいんだよぉ」
みゆが言った
「あっそ」
無愛想だよなぁ。こいつ・・・
「翔矢ってほんとおもしろくないよね」
あたしは言ってやった。
「・・・」
でも予想外の反応。何もいわずにあたしから目をそらした・・・




























ウチゎ結構、敏感な方だよ♪
かなちゃんわ鈍感やなぁ(^u^)
まぁ、あたしもちょー鈍感やけどなっ♪