あんたが好き 12話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/05/25 19:39:22
<孤独>・・・かな
あたしは1人走って教室に入った
啓太に告白したい・・・でも今は啓太の愛情失いたくない
クラス中がいっせいにあたしを見た
「なっ何?」
「翔矢の彼女の登場で~す」
あたしはみゆを探した。
みゆは女子達の群れの中で泣いてた
「翔矢・・・何で脅してんのぉ?」
女子の1人があたしに言った
「は?」
あたしはそいつを睨んだ
「うわぁ怖い」
「こんな怖い女とよく付き合えるよねぇ」
泣きたくなった・・・好きじゃない翔矢と付き合って
クラスの人達には嫌われて、あたしはいったい何してんの?
「翔矢と別れなさいよ」
「へっ?」
あたしは気がついたら女子の輪の中にいた
「別れるまで追い詰めてやるんだから」
「・・・っ」
悔しい。こんな大勢じゃ勝てない・・・
ってか男子たちもあたしを見て笑ってるしさ。
「裏切り者サイテ~」
・・・ガラガラ
教室のドアがあいて啓太が入ってきた
「・・・かな?」
「啓太・・・」
「てめぇら何やってんだよ」
翔矢が入ってきてクラスの女子に殴りかかった
「キャー」
「しょっ翔矢痛いよ」
「もうやめてよ」
あたしは叫んだ。
クラスが静まり返った
「あたしは翔矢なんか大嫌い」
「・・・かな」
「馬鹿にしてんの?あたしをこらしめたいの?何なの?もうやめてよ・・・あたし辛いよ。好きでもない人と付き合って、心友失って」
みゆがあたしから目をそらした
「やめてよ・・・あたしを縛り付けないでよ」
「・・・」
翔矢は黙ったままゴミ箱をおもいっきり蹴った
「啓太」
「ん?」
「好き」
「は?」
「あたし啓太が好き」
まだこれは始まりの始まり・・・これからあたし達は埋もれる恋をする事になるんだ。
高校1年生、あの時あたし達はまだ幼かったなぁ・・・




























早く読みたいよぉ