琉架：・・・・・そう言えば、さ

　葵夾：何だ？

　　ボクは、ふと思った疑問をキョウにブツケタ
　
　琉架：５年の間、何処にいたの？

　葵夾：・・・ルカと離れてからの事か？

　琉架：うん！

　葵夾：・・・・人に、質問するトキは、自分から答えないと

　　そう、返してきた葵夾

　琉架：・・・ボクが答えたら、キョウも言う？

　　ボクは、若干はぐらかされたのを感じ取って、質問をした。

　葵夾：あぁ。答えるよ・・・・・答えられる範囲で

　琉架：もし、答えられナイ質問だったら？

　　ボクは、気になって聞いてみた

　葵夾：答えられないのだったら？

　琉架：うん

　葵夾：・・・・黙秘権を、使わせてもらうよ（苦笑

　　苦笑しながら、答える葵夾

　琉架：・・・・そっか

　葵夾：うん。じゃぁ、質問良い？

　　琉架に聞く、葵夾
　
　琉架：大丈夫ｂ

　　葵夾の質問に、そう答える琉架

　葵夾：じゃぁ、ルカは、俺と離れたあと何かあった？

　琉架：特には、なかったと思う

　葵夾：本当に？

　琉架：うん；

　葵夾：「神隠し」とかに、遭わなかった？
　
　琉架：・・・あった、けど・・・・・何で、知ってんの？

　　葵夾がいなくなってからの出来事を知っている事を、訝しく思った琉架

　葵夾：・・・それは・・・・言えない

　琉架：黙秘？

　葵夾：うん・・・・ゴメン

　　申し訳なさそうにする、葵夾

　琉架：・・・イイよ
　
　　そんな葵夾を見て、責める気の失せた琉架

　葵夾：良かった

　琉架：「神隠し」以外は、特に変わった事はナイよ

　葵夾：そう、なんだ

　　安心したような表情をした、葵夾

　琉架：『・・・神隠しにあったってのは、母さんが言ってのを覚えてただけで
　　　　　・・・・実際は、ボクは何も覚えていないんだ』
　
　　
　　　何故か、自分がいなくなった後の事まで知っている葵夾
　　　そして、琉架の消えた記憶
　
　　　　　これらの事は「縁」に、どう関連する？