三回忌は宴会です
- カテゴリ:日記
- 2012/07/23 14:03:12
ここのところ夏バテで体調が悪い日が多いうえ
昨日は父親の命日で三回忌で訪問お休みさせていただきました。
父が病気で入院してから亡くなるまで
皆様には本当に励ましていただてますし
父が亡くなってから知り合った皆様にも
毎日伝言板やブログのコメをさせていただくことで
たくさんの元気をいただき、日々是感謝の毎日です。
皆様本当にありがとうございます。
ウチの父は2年前癌で当年84で他界したのですが
その前の年まで普通に働いており
なので亡くなった時父に
「いいな、絶対葬儀は密葬にしてくくれ。
くれぐれも葬儀には金をかけるな。
16万以内で収めるように」
と厳命されたのですが、全然無理で
せめて今回の三回忌は父の遺言どおり身内だけでひっそり・・・
と思っていたんですが、生前父と親交の深かったかた達の熱心さもあり
またまた賑やかな法事となりました。
私が時間ギリギリにお寺に到着するとすでに何やら人垣ができていて
賑やかな笑い声があがっておりました。
兄の姿が見えたので、話上手な兄が参列者の方達を笑わせてるのか・・・
と思ってそろそろと近寄ると
何と、人垣の中心に亡くなった父が袈裟を着て笑ってる・・・・!!
ええ!!
嘘でしょ、ありえないでしょ!!
と目をこすりつつ目を見張ってると、
父親とソックリの彫りの深い外人俳優みたいな顔や
体つき、耳の形も同じだけれど、
格闘技してた父と違って潰れていない耳は
亡くなった父というより、父の若い頃に生き写し・・・。
しばし混乱して凝視する私の視線に気がついて
「初めまして」
と声をかけていただいて我に返る。
そう、この方は数ヶ月前に、
父が亡くなっていたことを知らずに我が家に電話をくれて
今日初めてご対面する異母兄弟なのでした。
私も父に似てるとは言われていたけれど
この母の違う兄はもう何から何まで父に生き写し。
親類も、父と縁の深かった方達も、
それ以上に私たち家族は驚きでいっぱいで・・・。
この母の違う兄があまりにも父に似てるので
もう三回忌の会場は私たち家族が到着したら盛り上がってしまい
私たち兄弟と、父ソックリの異母兄弟を囲んでフラッシュ、フラッシュ!!
記者会見ってこんな感じと思うぐらいの写真撮影会とあいなりました。
もちろん私たちと母の違う兄も
お互いしつこいほど写真撮りました。
こんなことってそうそうある事じゃないですからね。
しかもこの母の違うお兄様、名前が「天外」さんなのですが
父の戒名も「天夏」ほにゃらら・・・という。
名前まで似てるって何の偶然?!
もうね、このあと住職にお経をあげてもらったあと
待ちかねたような宴会でした。
初対面なのにこの異母兄弟と誰も何の隔たりもなく
生前の父の話で盛り上がって笑いまくって。
久々に笑い疲れてふと気がついたけど
私、最近笑うことって少なかったかも。
もしかしたら、この三回忌は天国の父が
「みんな笑って暮らしてくれよ」
って用意したサプライズだったのかもしれません。
だとしたら、お父さん、命日に粋な計らいお疲れ様でした。
この父に生き写しの天外さんが
住職さんの読経でお焼香してる姿は
まるで若い頃の父が自分の三回忌にタイムスリップして焼香してる?
ぐらいの不思議な光景だったのですが
この天外さん、職業はなんとお坊さんで。
なので、住職の読経が終わった後、
お墓に移動してこの天外さんが父の墓前でお経をあげてくれたのだけれど
天外さんがお経を読んでるあいだ、カタカタと何かの鳴る音が・・・。
「何の音だろう?」
と思ってふと顔をあげたら
父に備えたばかりの卒塔婆がカタカタカタカタ・・・・
と天外さんの読経にあわせて動いてるではありませんか!!
お父さん、悪乗りにも程があるから!!
でもね、呆れて周囲の人に
「さっき卒塔婆が動くの見ました?」
って聞いたら誰もそんなものは見ていない。
いや、気のせいじゃないですって。ホントに卒塔婆が動いてたんです。
父はずっとお前達を見守ってるからって言いたくて
それであんな卒塔婆パフォーマンスをしてみせたのかも。
これからどんなに良い彼氏や旦那ができることがあったとしても
父を越える人はいないと思います。
亡くなってから新しい家族をくれたお父さん、ホントにあなたは素敵。
お父さん、お父さんの望んだとおり
これからはお父さんが私たち家族以外にも大切だった人達とも
本当の家族同様に思って大事にして生きていくからね。
三回忌本当にお疲れ様でした。
次の七回忌までしばらく時間があるので天国でゆっくりしてていいよ。
三回忌という名目のどんちゃん騒ぎを楽しんで
私と同じく二日酔いでゴロリと寝てる父の姿が
目に浮かぶような宴の後でございました。