【ショートショート①】 『悪魔誕生』
- カテゴリ:自作小説
- 2012/09/08 00:34:16
【短編ミニ小説書いてみたシリーズ1】…シリーズといっても続かない可能性大
で、一旦アップしてみたものの…読み返してみると、悪魔が提案した方法は、実際に実行できちゃうので、こういうオープンなスペースで公開するには、作者としての社会的常識を疑われちゃいかねないことに気が付き、ビビリ作者は、即座に黒塗り=■に修正しちゃったりしたので、迫力は、若干低下していますが、このぐらいの記述なら問題ないでしょう
タイトル 『悪魔誕生』
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(あ! 熊たん! ジョ~~~っ…とかではない…今回はシリアス?なのだ!)
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どちらかを選ばなければならないのなら、両方とも失っても構わないと思うぐらい、どちらも本当に愛してると思える女が二人いる。
二人とも本当にイイい女で、そんな俺の気持ちを理解してくれていて、ずっとこのまま宙ぶらりんのままでもイイんじゃない?なんて、二人で「ねーっ!」なんて顔を見合わせて頷きあったりしてる。
だが、俺は変なところで常識や社会に縛られてしまうヘタレだから、そう自負しているから、二人の将来やら、それぞれのご両親の気持ちやら、いつか生まれてくるかもしれない、どちらかとの子どものことやら…あれこれ考えると、自分には天罰が下って、いっそ、このイイ女二人に、同時にフラレテ捨てられてしまえばいいのに…なんて思ってしまう。
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思ったとたんに、深海のそこに引きずり込まれるような、とてつもない恐怖心と喪失感の接近を感じ、身震いしてしまうような愚か者なのだが。
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そんな俺に、ある日、悪魔が囁いた。
「■■■に、■■■と■■■する方法がありますよ?」…と。
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そんなわけで、今、俺はいわゆる■■■ならぬ「■■■■■■」だ。
■■して、■■して、■■して、■■して、■■して…
あ~、お察しのとおり、■■は同じ■■を■■■してだけれど。■■■■■の■に、それぞれの■■。俺は、適当に■■■■■■。
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あれ?これって、常識や社会に縛られてしまう俺的に、どうなんだろう?と思わないこともないが…悪魔の誘惑には勝てなかったんだ。
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悪魔の誘いに載った俺は、当然、その代償として悪魔に魂を売った…と、人から非難されるような現状にある。
実際に、この俺の、用意周到で合法的な二重生活を、会社の同僚や昔の同級生たちなどは「もてないオトコに喧嘩を売る悪魔的所行」などといって冷たい視線を浴びせてくるし、それ以上に、女性たちは、ちょっとここに書くことがはばかられるような罵声を浴びせてくる。
・・・
だが、それが何だというのだ。俺は、実際、悪魔の取引に応じ、悪魔の求めるとおりの代償をしはらった。そして、愛する二人を同時に手に入れたのだ。どんな罵声だろうと、胸を張って受け止めよう。むしろ、喝采を浴びるがごとくに堂々と。
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悪魔が俺に求めたもの。
「あの~。もう何百年も悪魔やってて、ちょっと面倒くさくなってきちゃったんで、悪魔、替わってもらえますか?」
・・・
そう。俺は悪魔になった。だから、もはや常識や社会に縛られる俺ではないのだ。
俺の所行を呼びたければ呼べばいい。「悪魔」と。
でも、気を付けなさいよ。あなた。悪魔の正体を見抜くなんて、ちょっと何らかの代償を求められそうな状況だと思いませんか?
何なら、あなたの望み、叶えてあげましょうか?ええ。もちろん代償はいただきますよ。何、大丈夫。私はまだ新米の悪魔ですから。全然、悪魔であることに飽きていませんし、何より楽しんでいますから…あなたに悪魔を替わってくれなんて言いませんよ。
・・・
ま。魂の一つや二つ。売って下されば結構です。
おっと。人間には一つずつしか魂ありませんでしたね。誰かを巻き添えにして二つの魂を用意するなんていう手ももちろんありますが。相手の同意を得ずに、それをやれるとしたら、あなた…もう既に悪魔の力を手に入れているかもしれませんよ。
フフフフ
ハハハハ
あはははははははははははっははははははははははっはっはあぁぁぁ…あぁ疲れた。
・・・
どうやら、あなたにはまだ、覚悟ができそうにないようですね。それでは、俺はもう去りますね。いや、あんまり暇じゃないんですよ?本当ですよ?
だって、俺。今、二世帯、養わないといけないわけですからっww
コンビニで朝までバイトする悪魔って…なんかカッコイイでしょ?
to be continued ?
あ、そういうクイズじゃないんでした。
悪魔にならないように気をつけて。
あはは 稼がないと 養えないよね
コンビニでバイトしないでも 悪魔なら もっと 違う稼ぎ方あるようなー