Nicotto Town


姫的姫道❤姫life


あんたが好き 25話

<なにもかも>・・・かな

「はぁ・・・」

「どしたのぉ?もしかして・・・」

「うん。そうなんだ」

「そっか・・・あたしも」

「啓太他に彼女いるみたいなの」

「えっ?」

あたしの頭の中にずっと啓太の言葉がまわってる。

あたしは今自分の家。

噴水に飛び込んだせいで風邪引いちゃってお見舞いにきたみゆと話してた

-俺もうお前の事好きじゃねえし-

「でも大丈夫?」

「うん。明日には行けるよ、多分」

「そっか、なら安心」

「あたしが啓太の事傷つけちゃったんだよ。翔矢にも振られたしあたしって最低だよね・・・」

我慢してた涙がこぼれた

指にはあの指輪・・・見るたびに心が締め付けられるように痛い

でも啓太があたしのために買ってくれた物。

ほんとあたしって啓太が好きなんだな~・・・馬鹿だよ

涙が次々にでてきて止まらなくなった

「かな・・・」

泣いててしゃべれない。

「かな、翔矢はかなの事まだ好きだよ」

「えっ?」

「かなの事思ってるんだよ」

わかった。みゆが泣くのを我慢してるのが、

あたしはこんなに泣いてるのにみゆは大人だな。

あたしは手で涙を拭いた

「そんなわけないよ」

「だって翔矢いってたよ?かなの事が好きって大好きって・・・」

みゆの声が弱くなっていって、悲しそうに笑ってた

「みゆの事なんか頭にないんだよ・・・あいつ」

「違う、あたしはみゆほど可愛い女の子知らない。」

「いいよ、かな」

啓太の愛だけが欲しかったんだ・・・

恋なんてしょせんそのもの

後の事なんかまったく考えず自分が思うがままに-

#日記広場:自作小説

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2009/07/09 18:04
切ないなぁ
恋ってそーゆーモノだけどね



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