Nicotto Town



ベルガリアード物語


小説ー♪
うちは母の代から本読みで私も「本さえ与えておけばおとなしい」子供だったので
活字のない生活など耐えられない、とマジ思います。
が、さすがに学生の頃のように「1日1冊、へたすりゃ2冊」なんて真似は
できなくなりましたねー。
集中力もなくなったし、ひとり暮らしは何かと忙しく、更に
「ヒマなら遊んでくれろ」と猫が啼くので落ち着いて本を読む余裕もなかなか…

守備範囲は主にSFとミステリとFT。
指輪とかナルニアとかゲドとかの既に殿堂入りのものは別格として、未だにFTで
私の金字塔となっているのはやっぱりデビッド・エディングス(一部リー・エディングスと共著)
「ベルガリアード物語」シリーズでございます。

これはねー、もー翻訳待ちきれなくて続きを原書で買って自分で訳しちゃったほど好きでしたわー。
辞書引き引き訳し終わる頃には邦訳が出ちゃったりしたけど(笑)
主人公ガリオンも、ポルおばさんも愛しいけど、何よりも愛すべきは「世界の女王」こと
赤毛のワガママ王女さま、セ・ネドラ。

甘やかされて甘やかされて傲慢な「お姫さま」だった彼女が旅の間に少しずつ
変化していくのも可愛いし、「世界は自分を中心に回っていない」と思い知ったときの
彼女の傷心とか、それを噛みしめた上で、大切な人のために自分にできることを
必死で考えるあたりとか、もーいちいち泣けてくるほど健気で愛おしい。
結婚式の時のやりとりとか、いかにもなツンデレで好きだなー。

続編の「マロリオン物語」になると彼女も母親になって、掠われた我が子を思うあまり
心を病んだりして苦労も多いのだけど、大胆で可愛いわがままっぷりも残っていて
やっぱり可愛いのです。

リーもデビッドも数年前に他界してしまって、もう新作が読めないのは残念だけど
かろうじて最後の「アルサラスの贖罪」も完結してたから、栗本御大とか、
ペリー・ローダンシリーズみたいに作品の途中で続きが読めなくなるという
最悪の事態にはならなくて幸いでした(^^;)

だいぶ前に新装版になってイマドキのライノベみたいなお軽い表紙になっちゃったけど
私的にはやっぱり初版のおおやちきさんの表紙の方が好きです。

アバター
2013/02/03 23:50
BASILさん

そうそう、マロリオンの5巻のセ・ネドラが谷間くっきり
(そりゃ赤ちゃん生んだばかりだから)なもので
最終巻の後記で翻訳の人がそんなこと書いてましたね。
でも実はマロリオンの宇佐川さんの訳はあまり好きではない…誤訳多いし。
↑誤訳が酷いので実はハヤカワに指摘の手紙を送ったことがありまする。
何カ所かは重版の時に直ったらしいけど。
ベルガリオンの柿沼さんの訳がよかったなぁ…

装丁といえば、最近角川の金田一シリーズが古い杉本一文画伯の表紙で復刻されていて
それはそれで嬉しかったので、おおやちきさんの表紙も復刻して欲しいなー。
そして原書の一巻を2冊分冊にするのもやめて欲しい。
原書では後半部のクライマックスになる部分が、分冊すると2冊目の前半に来ちゃうので
なんだか読み始めてすぐクライマックスになってしまって、盛り上がらないのです。

混沌に傾く天秤…ムアコックですね(笑)それも懐かしきものじゃのう(^^;)
アバター
2013/01/26 18:38
オイラも読んだな~♪
何か、覚えてるフレーズが「セ・ネドラ、胸があるよ!」みたいな…後書きか何かにありませんでしたっけ?
そこか?!と言われそうだ。手元に本がないので確認できないのですが^^;

表紙はそう!前の方がやっぱりイメージだと思うのだ!わざわざイマドキに変えなくても良いのにと思った。
だいたい、ハ●カワは途中から本の背の色変えたり(古い話だ…)、本のサイズ変えたり、シリーズ物最後まで出さなかったりと、本好きと本棚に優しくない出版なのだ。ブーブー。
でも、好き本を沢山出してくれているのも事実…^^;

そーいえば、ご希望のブツがなかなか見つかりません(T_T)
何処に埋没しているのだろう…。絶対にどこかにある筈なのだがなぁ。
本の仕舞い場所に関して、ウチの天秤は完全に混沌に傾いているのだ。
均衡を保つために戦士に来られても迷惑なので、いい加減片付けないと…と言い続けてはや十数年…



Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.