Nicotto Town



悠久のシャールロゼッタ

儚げに微笑んで 薄べに揺れる目尻に
一時の憂いを帯びては 滔々と刻に流れて消える憧憬


時のまにまに 彼女は 魅入られて・・・

見守られる事なかれと 彼女の遺志を継いでは歩む軌跡
薄紅化粧 時を重ねて美しく 時に儚く 回る輪舞曲


桜が散りては 頒たれて往く宿命の二人 ふらり揺れいで
Please Kiss My cheeks 時を結んだはずの二人は…

いつしか感情の摩天楼 囚われの死刑囚
愛に溺れた灯りを目指しては 蜘蛛の糸を辿り もがいてく


儚げに微笑んで 薄べに揺れる目尻に
一時の憂いを帯びては 滔々と刻に流れて消える憧憬
時のまにまに 彼女は 魅入られて 蝕まれて
淡々と優雅に踊っては孤独を感じる

―悠久のシャールロゼッタ―



夢物語 愛もないと紡ぐ 囀んでみれば変わる愛し合う目と目
簡単な話 頒たれて別れて飽かれて捨てられる末路と知る


声を枯らし躰は窶れて不都合に廻る世界に 馬鹿みたいに投資する
Please Kiss my eyes 嘲笑うかの如く搖れる燈籠の灯

東雲に満ちた音色は 剰え手放した曇天の空路
処刑台に立ち憎しみを込めて 放たれた刃が首を 引き裂いて


儚げに微笑んで 薄べに揺れる目尻に
一時の憂いを帯びては 滔々と刻に流れて消える憧憬
時のまにまに 彼女は 魅入られて 蝕まれて
淡々と優雅に踊っては孤独を感じる

―悠久のシャールロゼッタ―



有限と記された日記に筆を走らせては
微笑ましい光景に君はきっと風を感じるだろう?
きっとそうさ また時は来て 僕らの時を止めるんだよ
分かってるが故のSceneを何遍も繰り返す寸劇


愛し合えた君との日々が
もう少し手を伸ばせて入れたなら・・・

夜に思い返す何度目の躁鬱 見えない君の半透明の盲目
俺なら「ハンドメイド」とそう書くと不意に触れられない干渉の定項
想い親しんだ日々とのお別れ 二人行く末が届かねぇ未来でBye-Bye
「また逢える日まで」なんて言わせたくはないがそんな選択はない
ジューンブライド 雨の季節 花嫁姿の君に唖然としてる
可憐もみえる筈だった白のウェディングドレスは儚げで愁いにも見える
「ふっざけんなよ!」そう俺は叫んだ でも時は残酷で 追っかけた

しかし変えられはせず裁断処刑

「この先も引き裂いた情景を君と見ていたかったのに・・・」

儚げに微笑んで 薄べに揺れる目尻に
一時の憂いを帯びては 滔々と刻に流れて消える憧憬


時のまにまに 彼女は 囚われて 殺められて

世の中は いつだって残酷だ

儚げに微笑んで 薄べに揺れる目尻に
一時の憂いを帯びては 滔々と刻に流れて消える憧憬
時のまにまに 彼女は 魅入られて 蝕まれて
淡々と優雅に踊っては孤独を感じる

―悠久のシャールロゼッタ―

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2013/05/30 06:23
タイトルがふっと浮かんだので
書きたいことを綴りました

シャールロゼッタという名の死刑囚の恋物語
最後は皆さんの脳内でシャールロゼッタの恋物語を補完してあげてください




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