Nicotto Town



初夏、拝啓 宛名のない君へ


夜明けの空、始発待ちを待つ快速急行
曇天に隠れた太陽を見る限り、今日も日は雨らしい
憂鬱にくれてはタバコの煙と共にため息を飛ばす

勘ぐってしまいそうな今日日に思ってしまうのは
日中同じ事を考えてしまうルーティン

鉛色に煤けた街から見える排気塔 漏れた煙を僕らは吸う
赤く染まり拉げたスプラッター張りの屍をみつめて胆を飛ばす
いなくなった故人はとうに風へ消えた 灰となった空に浮かぶ入道雲
そろそろ季節は夏になるらしい 淡い思い出だけが誇りを被った

歪む、きつく病におちた様に狂い出す贖罪
どうやら囀った言葉は難しくて僕がおかしいみたいだ
誰も彼もが助けてくれる訳じゃない 知ってたのに

嗚呼、もう愚痴や妬み、嫉妬を吐き出したって
何も変わらないだろう?

バカみたいにしょげくれては
毎夜、独り言を苛むエトランゼ

鉛色に煤けた街から見える排気塔 漏れた煙を僕らは吸う
赤く染まり拉げたスプラッター張りの屍をみつめて胆を飛ばす
いなくなった故人はとうに風へ消えた 灰となった空に浮かぶ入道雲
そろそろ季節は夏になるらしい 淡い思い出だけが誇りを被った

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2013/06/29 03:43
もうすぐ、もうすぐ夏が始まりますね




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