2013 夏の子猫祭り 前編
- カテゴリ:ペット/動物
- 2013/07/03 23:39:31
子猫がバタバタ走り回っている
部屋のはしからはしへ、もういっぱしにロフトの階段をかけあがって
王子とまめさん相手にぐるぐる鬼ごっこ
鬼ごっこに飽きると
今度はまめ嬢相手に飛び掛ってプロレス。
私が料理をしてると背中に飛びついてきて
頭によじ登り 私がフライパンで炒め物などするのを見ているのだけれど
今にも炒め物の中にダイブしそうな気配を感じて
慌てて料理を中断して、頭から子猫をひっぺがす。
その様子をいつのまにか食器棚の上から
王子君とまめ嬢が見物している・・・・。
とにかく子猫は 寝ている時以外はめまぐるしく動き、遊んでいる。
王子君以来、3年ぶりの子猫だ。
この離乳したばかりの小さな新入りが来てから
まだ2週間程しか経っていないのに
子猫は家にも王子やまめ嬢にもすっかり馴染んでしまって
3階建てのケージのてっぺんに この子のために用意したベッドは
来て2日目ぐらいで見向きもされなくなり
我が家に来て3日目からは
子猫はロフトで(我が家はロフトはまるごと猫スペース)
王子とまめさんと一緒に眠るようになった。
(子猫のために用意した王子君のお古のベッドには
たまに王子君が無理やり入って可愛さアピールに使用してるww)
子猫は、ニコのお友達が保護した猫だ
というか、捨てられて彷徨っていたとおぼしき子猫を
そのニコ友さんの会社に「拾ったんだけど面倒みてほしい」
と持ち込んだ迷惑なかたがいて
そのニコ友さんの会社で保護していた猫ちゃんなのだ。
そのニコ友さんのところでは持病のある猫ちゃんがいるので
子猫を家に連れ帰ることはできないし、貰い手もついてない。
会社で保護してるけれども、
夜と土日は誰もいないからそのあいだ
子猫はひとりぼっちで過ごさなくてはならないので
ちょっとかわいそう・・・・
というのを私が知ったのは
婆ちゃんが亡くなる前だったか後だったか・・・。
とにかく とんでもなくバタバタのタイミングに
婆ちゃんのことを電話で退会したR君と話していた時のこと
ふとR君が
「そういえば、そぅちゃんのブログ見た?
そぅちゃんが会社で保護してる子猫、すごく可愛いよ。
目が青くてシャム猫みたいで」
シャム猫風味という言葉を聞いて私は興味をそそられてしまった。
私は猫ならどんな猫でも美しいと思うほうなのだけれど
シャム猫にはちょっと憧れていた。
フランスの作家コレットと
何といっても大好きな池波正太郎先生の愛猫がシャム猫なのだ。
・・・・なので、ちょっと期待に胸弾ませながら
アップされてる子猫の写真を見た。
それは、美しい子猫だった。
クリーム色の毛並みに鼻面と耳が溶かしたチョコレートの色。
確かにシャム猫の血筋が入っていそう。
それに、青い瞳に三角形のシャープな顔立ちは
私の大好きだったアメリカの俳優リバーフェニックスを思わせた。
うおおおおおおお 何コレ メチャクチャ美猫じゃないのさ!!!!!
どこのバカだよ、こんな可愛い子捨てるなんざあ
こんなに可愛いのに、こんなに小さいのに辛いめにあってるなんて
かわいちょうでちゅねええええ~~~~!!
と怒りをこめつつ 私はパソコン画面の子猫ちゃんに頬ずりした。
私は惚れちまったのだ。
でも惚れたハンサム猫はすでに家に1匹いるので
この時点ではまだもらうつもりはなかったんだけれど
そぅちゃんちの持病のある猫さんのことでやりとりをしていたら
そぅちゃんが
「サビ猫さん、ニャ太郎(持病のある猫ちゃん)はあげられないけど
子猫はいかがですか?」
というコメントを残していったのだ。
私は惚れた弱みでついついふたつ返事でО・Kしてしまっていた。
小雨が静かにサラサラと降る日
子猫は男の子なのにピンクのキャリーに入って
はるばる新潟から連れて来られた。
長旅で大変だったろうに、子猫は文句ひとつ言わず
キャリーのなかで大人しくしている。
子猫を受け取るのに待ち合わせをした
都内の駅前にあるマックの店先には
店の外の屋根の下にテーブルと椅子が設置されており
猫連れの私たちには大変都合が良かった。
新潟から子猫を連れてきたそぅちゃんと
(新潟から東京までの往復の旅費は会社がだしてくれたらしい)
そぅちゃんのお友達の56necoさんとみんなで
子猫を囲んで猫談義に花を咲かせた。
遅れて千葉からやってきた Rくんがキャリーから子猫を出して抱いた。
子猫は耳と鼻柱以外も 尻尾と足の先がチョコレートをぼかしこんでいた。
キャリーから出された子猫はR君が
「お前、いい子だな~!!」
と何度も感嘆して繰り返すほど キャリーから出しても大人しく
誰の腕にも大人しく抱かれた。
抱かれながらも 子猫は小さなチョコレート色の耳をピンとたてて
雨の中 客の食べているポテトをもらいに来る
ハトや雀を一生懸命みていた。
何だかいじらしかった。
猫の名前は決めていた。
ちょうど婆ちゃんが亡くなってた時に保護されて
我が家に来ることになった子だから
婆ちゃんの「チエ」という名前をもらって 「チェロ」 だ。
86歳まで長生きして、
お腹いっぱいシシャモを食べて幸せな大往生をした婆ちゃんみたいに
たくさん たくさん 食べて
長生きしてほしいという願いも籠めたんだよ。
今日から 私が新しいママンです。
チェロッティーノ・ル・シャ・ド・サビ殿下、
さあ一緒に帰りましょう
あなたの新しいおうちではふたりの先輩にゃんこ
第一王位継承者である
ミック・ジャガー・ル・シャ・ド・サビ皇子とまめ王妃がお待ちです。
小さい 小さい チェロ殿下
今日からまた 新しいニャン生のはじまりです・・・・・・・。